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指がくっついて生まれてくる合指症の適切な治療法

合指症は生まれたばかりの子どもに見られる、指同士がくっついた症状です。合指症は適切な治療によって、癒合した指を正常な状態にすることができます。今回は合指症の症状と、その治療方法について解説します。

合指症とはどんな病気?

合指症とは、隣り合った指の一部または全部が癒合した(くっついている)ままの状態で生まれてくる指の症状です。合指症の症状として、皮膚性合指と骨性合指の2つに分けられます。

皮膚性合指は、指同士の皮膚だけがつながっている状態をいいます。指の皮膚の一部がくっついている部分型と、指全体がくっついている完全型があります。皮膚の内側を見ると、それぞれの指が独立しており、正常な発達をしている場合が多いです。骨性合指は皮膚だけでなく、内側の骨までくっついた状態をいいます。この場合、指の機能がかなり制限を受けることとなります。

合指症はどの指にも起こる可能性がありますが、手では第3指と第4指(中指と薬指)の間、足では第2指と第3指の間に症状が多く見られる傾向にあるようです。また、合指症以外に、指数が正常より多い状態の多指症という症状もあります。

合指症はいつどようにして起こるのか

合指症の原因は、赤ちゃんがお腹の中にいる時の、指の分化障害によって起こります。受精後約4~8週頃に手や指が形成されますが、このときに異常があると合指症が引き起こされると考えられています。

合指症は先天性のものであり、原因には様々な可能性があるため、明確な予防法はありません。可能性が高い原因として、妊娠中の喫煙が挙げられるので、煙草をやめることが望ましいです。

合指症の治療における適切なタイミング

合指症がみられた場合、指を分離させる手術を行います。症状が軽度の場合、周囲の皮膚を用いて分離手術を行います。しかし、ほとんどの場合は皮膚が足りなくなるため、足の付け根やくるぶし付近などから移植手術を行います。

手術時期は一般的に、6カ月から3歳頃までに行われることが多いです。骨性合指の場合は癒合している部分の分離を出来るだけ早期に行ったほうがいいため、1歳前後に手術することが多いです。

合指症は単純に指の間を切り離すだけでは成長する指の変形に対応できないこともあるので、手術時期が早ければ早いほど良いというものではありません。合指症に気付いた時点でまずは病院の先生と相談し、お子さんの症状に合わせた対応を心がけましょう。

参考URL
https://doctors-me.com/doctor/motor/67


2016/11/29

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