病名・症状から探す

子どもがかかりやすいジフテリアの治療法と予防法

ジフテリアは15年以上前から感染者が出ていないものの、未だに恐れられている病気です。ジフテリアは上気道粘膜の病気で、感染すると様々な症状を引き起こします。今回は子どもがかかりやすいジフテリアの治療法と、予防法について解説します。

ジフテリアとは?

ジフテリアはジフテリア菌が原因となる感染症です。2000年以降は国内での感染者が出ておらず、現在では稀有な病気として知られています。しかし、昔は年に8万人以上の感染者が出ており、そのうち約10%は死亡していた非常に恐ろしい病気でもあります。

ジフテリアは上気道粘膜の病気です。2~5日の潜伏期間を過ぎると発熱、嚥下痛の症状が現れます。感染した箇所に症状が現れ、鼻に感染した場合は血液の混じった鼻水、鼻孔や上唇がただれる等の症状が現れます。鼻に感染したものを鼻ジフテリア、扁桃に感染したものは扁桃ジフテリア、咽頭に感染したものを咽頭ジフテリアと呼びます。扁桃や咽頭に感染した場合は発熱、喉の痛み等の症状が現れます。特に咽頭に感染した場合は、声が枯れる、犬が吠えるのに似た咳が出ます。

ジフテリアの治療法

ジフテリアは死のリスクを高める心筋炎を伴う場合がある為、早めの治療が重要です。ジフテリアの疑いがある場合は診断が確定する前に治療を開始することもあります。特に5歳以下の子どもが感染した場合は重症化することが多いため、注意が必要です。

ジフテリアの主な治療方法は血清療法です。しかし、血清療法にはアナフィラキシーの危険性があり、予測できないショック状態に陥る可能性もあります。これにより、時には死に至る場合もあります。ジフテリアの治療法は血清療法の他、ジフテリア菌に効果的な抗生剤を使用します。

ワクチンによる予防が可能

ジフテリアは感染すると死に至る危険性がある非常に恐ろしい病気です。また、治療を行う過程でもリスクが伴います。そのため、予防することが大切です。ジフテリアが2000年以降日本で発生していないのは、ワクチンの普及による効果といわれています。ジフテリアは百日咳や破傷風、ポリオと合わせられた四種混合ワクチンもしくは破傷風、ポリオと合わせられた三種混合ワクチンで予防することができます。

これらのワクチンは定期接種が可能である為、その他のワクチンと共にスケジュールを立て計画的に接種するようにしましょう。


2016/11/29

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事