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子どもの感染症ジフテリア~予防接種の費用~

ジフテリアはジフテリア菌が原因で起こる感染症ですが、予防接種を受けることで感染を防ぐことができます。ジフテリアは発症すると死に至る危険性がある他、治療にもリスクが伴います。今回は、ジフテリアの予防接種にかかる費用について解説します。

ジフテリアとは

ジフテリアは、ジフテリア菌が原因で起こる感染症です。感染者の痰等から感染し、2~5日の潜伏期間があります。症状は感染場所により異なり、鼻に感染した場合は鼻風邪を引いた時の様な症状が現れ、喉に感染した場合は発熱や喉の痛みが生じます。

ジフテリアは2000年以降日本では感染者が出ていませんが、感染が進行すると上記の症状の他、斜視・複視(外眼筋麻痺)、呼吸困難(横隔神経麻痺)、心不全等に至り重症化すると死に至る危険性もあります。

ワクチン接種による予防が何より大切

ジフテリアに感染した場合、約10%の確率で死に至ります。特に5歳以下の子どもが感染した場合は重症化する為、死亡率が更に高まります。ジフテリアの治療として有効なのは血清療法ですが、この治療法はアナフィラキシーが発生する危険性があります。そのため、治療中に予測不能なショック状態に陥ることがあり、最悪の場合は死に至ります。

ジフテリアに感染しないようにすることが大切であり、予防接種をきちんと受け、感染を予防することが何より大切です。「ワクチンで防ぐことができる病気」はVPD(Vaccine-preventable disease)と呼ばれており、ジフテリアもVPDの一つとして知られています。

ジフテリアの予防接種にかかる費用

ジフテリアの予防接種は百日咳、破傷風、ポリオワクチンと共に受ける四種混合と破傷風、ポリオと共に受ける三種混合があります。四種混合は比較的新しいワクチンで、2012年11月に導入されました。これらのワクチンは定期接種であり、対象期間内に摂取する場合、費用はかかりません。

はしかをはじめとしたワクチンは1歳を過ぎなければ受けられないものが多いですが、ジフテリアに関するワクチンは生後3カ月を過ぎれば受けることができます。接種時期は1期と2期があります。それぞれの接種回数は以下の通りです。

(1)1期
生後3カ月を過ぎたタイミングで1回目を開始し、2、3回目はそれぞれ3~8カ月の間隔を空けなければなりません。4回目は3回目の6カ月後から受けることができますが、1年程間隔を空ける場合が多いです。

(2)2期
11歳を過ぎてから2種混合ワクチンを追加摂取します。

ジフテリアは感染すると死に至る危険がある他、治療の際にもリスクが伴います。対象期間中に受ければ予防接種代は必要ないため、他の予防接種と合わせて摂取しましょう。


2016/11/29

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