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2016/11/29

子どもに発症するダウン症候群の原因と予防法について

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子どもに発症するダウン症候群の原因と予防法について

ダウン症候群は、胎児に見られる先天性障害です。ダウン症候群はなぜ、どのようにして起こるのでしょうか?ここではダウン症候群の原因や予防について詳しく解説します。

ダウン症候群の原因は染色体の異常

ダウン症候群は胎児の染色体異常が原因で、心身に様々な発達障害が起こります。小型の常染色体である21番染色体が1本多く存在し、人間の中で一番初めに発見された染色体異常としても知られています。お母さんのお腹の中で成長している時から細胞の働きに異常をきたすため、以下のような発達障害が現れるのが特徴です。

<ダウン症候群に見られる発達障害>
・手足や指の長さが通常より短い
・筋肉が柔らかい
・発達スピードが遅い
・体重が増えにくい
・心臓に異常がある
・知能や運動に遅れが見られる

胎児に染色体異常が起こる原因は?

ダウン症候群の原因は染色体異常ですが、なぜ染色体異常が起こるのか?そのメカニズムははっきり分かっていません。しかし、ダウン症候群をはじめとする多くの先天性障害では、発症リスクを上げる要因として以下の点が知られています。

<先天性障害のリスクが高まる要因>
・35歳以上の高齢出産
・妊娠中の喫煙や飲酒
・妊娠中の生活習慣の乱れ
・遺伝的要因など

これらは発症する先天性障害の全てに当てはまるわけではありません。また、これらの要因を避けたからといってダウン症候群を予防出来るというわけではありません。しかし、条件に当てはまる場合はリスクを高める可能性があるという事実を理解し、出産計画や妊娠前後の生活習慣に気を配ることが大切です。

ダウン症候群は妊娠中の検査で発見出来る

ダウン症候群は胎児がお腹の中にいるうちから検査で診断が可能です。妊娠10週~15週目頃に行う超音波検査では、手足顔などにダウン症候群特有の症状が現れていないかどうかを調べることが出来ます。妊娠15週~21週頃になると、母体の血液検査で胎児の染色体異常の可能性を調べることが出来ます。その他に羊水を抽出して胎児の細胞を調べる方法や胎盤の材料となる絨毛を採取し調べる方法があります。検査を受けることで母体や胎児に少なからず負担がかかる場合もあるため、検査を受けるかどうかや検査後の対応について夫婦や家族で十分話し合うことが大切です。

<まとめ>
ダウン症候群は原因不明の染色体異常により起こる先天性障害ですが、発症リスクを高めるいくつかの要因は明らかになっています。健康で元気な赤ちゃんを出産するために、出産計画や妊娠前後の体調管理をしっかり行いましょう。何らかの理由で胎児のダウン症候群を検査する場合は、検査によって起こりうるリスクを十分理解した上で受けましょう。


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