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強いかゆみを伴う子どものリンゴ病の治療法と過ごし方

リンゴ病は頬や太もも、腕などに赤い発疹が現れる病気で、ヒトパルボウイルスB19の感染が原因です。感染力が非常に強いのが特徴で、症状が現れる約7~10日前に感染力のピークを迎えます。今回は、リンゴ病の治療法や過ごし方について解説します。

リンゴ病の症状

発疹が現れる約7~10日前から、次のような症状が現れることがあります。

(1)発熱

(2)筋肉痛

(3)倦怠感

6歳頃~成人の患者では腰や膝に関節痛が生じる場合があります。また、稀に貧血や胎児水腫を合併することがあります。

リンゴ病の治療薬は存在しない

リンゴ病を早く治す方法や特効薬などはありません。発疹や発熱の症状が自然に収まるのを待つことが基本ですが、場合によっては症状を軽減することを目的とした対症療法が適応されます。リンゴ病の発疹が現れたときには既に感染力が著しく低下しているため、発熱を伴わず元気がある場合は通常通りに生活できます。

治療薬が必要なケース

ウイルスが赤血球を破壊することで起こる溶血性貧血や、免疫が正常に働かない免疫不全を伴う場合はリンゴ病が長引く可能性があります。また、溶血性貧血と合併すると貧血の症状が急速に進行する場合があります。そのため、これらの病気を伴い重症化した場合は、γ-グロブリン製剤という血液中のウイルスや細菌を中和させる薬が用いられることがあります。

かゆみや関節痛に用いられる薬

強いかゆみが生じている場合は抗ヒスタミン薬を、関節痛には鎮痛剤が用いられます。子どもはリンゴ病の発疹によるかゆみに耐えられず、爪で患部を掻いてしまうことが多いようです。傷口が化膿することも考えられるので、強いかゆみを訴える場合は早めに医師に伝えて抗ヒスタミン薬を処方してもらうことをおススメします。

自宅での過ごし方

身体を温めると、かゆみが強くなったり発疹が消えにくくなる可能性があります。熱い湯船に長時間浸かったり、運動しないよう注意が必要です。同じく日光に長時間当たることで身体が温まるので、極力外出は控えた方が良いでしょう。患部を氷などで冷やすと、かゆみを緩和できます。

<まとめ>
リンゴ病に特効薬は存在せず、症状が自然に治まるまで待つしかありません。強いかゆみや関節痛に対しては、薬で対処できる場合があります。自宅では身体を温めないように過ごし、かゆみが強い場合は患部を氷で冷やしましょう。


2016/11/29

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