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2016/11/29

子どもの吃音症(どもり)の原因について

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子どもの吃音症(どもり)の原因について

2~5歳の頃に「発達性吃音」と呼ばれる症状が出てくる事があります。この頃は言葉を覚えて話し始める頃です。幼児の5%の割合で発症し、男の子は女の子の3倍も多く発症するそうです。今回は、成長に従って自然に治るケースが多い「発達性吃音症」の原因について解説します。

発達性吃音症と獲得性吃音症

成人になって、脳の損傷や神経の疾患、心理的ショックが原因でどもりが起きます。こちらは獲得性吃音といいます。幼児期に、言葉を話し始めるようになって症状が出るのを発達性吃音といいます。

言葉を話し始めるようになると、話すのが楽しくなります。言いたいこと伝えたいことが頭の中をいっぱい駆け巡っているのかもしれません。成長過程において「話す」「伝える」という能力も発達途中にあると、思い浮かんだ事をうまく表現できなくて言葉に詰まるのでしょう。自然に治る事も多いですが、そのうち治るだろうと油断して悪化を招くケースもあります。発達性吃音とはどのようなものなのでしょうか。

吃音は3つのパターンに分類されます

1:最初の言葉を繰り返してしまう「連発型」
2:最初の言葉を伸ばしてしまう「伸発型」
3:最初の言葉に詰まり言葉が出なくなってしまう「難発型」
連発型は分かりやすい症状ですが、難発型は最初の一音が出てしまえばスムーズに話せたりするので周りに吃音だと気付かれなかったりします。吃音を本人は意識しておらず、連発型の症状だけだったのに、親や周りの人に指摘されて自覚してしまったがために伸発型が組み合わさって悪化してしまうケースもあるようです。

吃音の原因は?

実は、長年の研究や調査を経ても未だに分からない事が多いようです。昔は「ドングリを食べるとどもる」「舌が短いとどもる」など迷信めいたことをいわれていた時代もあったそうです。 戦後しばらくは、精神的な緊張が原因だと一面的に捉えられていたようです。近年では「親からの遺伝」「ストレスによる心理的」「周りの人の影響を受ける環境的」な要因が絡み合って起こると考えられています。幼児の5%に症状が出ても、成人になって吃音症である割合は1%程度なので子どもの成長に伴って自然に治る可能性が高いです。

心当たりはありませんか?

下の子が生まれてから、どもるようになった。
周りに吃音症の大人がいる。
周りの身近な大人が早口で話す、おしゃべり好きである。
左利きを右利きに修正させられた。

吃音の症状が出始めた子どもの直接の原因とはいえないと思いますが、なにか影響を与えている気はします。

子どもの吃音症には、環境の要因が大きい

吃音になってしまう原因は完全にはわかっていませんが、改善するのに有効な方法は幾つかあるようです。まずは親が慌てず、お子様としっかり向き合うことが大切です。


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