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2016/11/29

子どもの吃音症の治療について

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子どもの吃音症の治療について

成長期の子どもの吃音(どもり)は、ほとんどの場合自然に治ることが多いようです。それでも自分のお子さんに症状が現れると、親としてはやはり不安になります。親として子どもに出来る事、病院に行くのならばどこへ行けば良いのか。今回は、発達性吃音症「どもり」の治療について解説します。

吃音症の原因

吃音の原因については、未だに解明されてない事が多いです。成人になってから神経の疾患や脳の損傷、外傷体験やストレスが原因で起こる獲得性吃音症と、幼児の成長期に見られる発達性吃音症は別の症状とされています。言葉を覚え始め話すのが楽しくなる頃に、頭の中に浮かんだことをうまく伝えられずに言葉に詰まるという症状は、一過性のものであり成長と共に治るので心配しなくて良いと思われます。しかし、環境性要因によって発症、悪化する場合もあるので親御さんは注意深く接することが大切です。

お子さまに症状が出たら

慌てたり悲観したりしないことが大切です。
直ぐに病院に連れて行こうとせず、まずはご家庭で出来ることを考えてみましょう。親の私の責任かも?と自分を責めないことです。子どもに親の不安や焦りが伝わってしまいます。お子さまを安心させるのが第一かもしれませんね。

無理に治そうとしない

「ゆっくり話してごらん」とか「もう一度ちゃんと話してごらん」などは逆効果です。しつけのつもりでも、罪悪感や劣等感からトラウマになり、悪化させるかもしれません。子どもの話す事を優しく見守り、途中でさえぎったりせず、最後まで話させてあげることで自信がついて改善していくケースもあるようです。

トレーニングが有効な場合もあります

自覚のない子に、無理やりトレーニングを行っても、逆効果になったりするので注意が必要です。発声練習や音読によるトレーニング、腹式呼吸によるリラックス効果、人と接することでコミュニケーション能力を高めるなどの方法があります。

病院で診てもらうのなら

言語聴覚士が所属している病院を訪ねましょう
身体的要因なのか、精神的要因なのかによって受診する病院は変わってきます。吃音専門の医療機関が近くにない場合は、児童相談所や保健所に相談して紹介してもらえます。「成長すれば自然に治るだろう」との考えが当てはまらない場合も考えておきましょう。
実は難聴や失語症など、別の病気の可能性も疑って受診しておくのが良いかもしれません。

肝心なのは、一つの方法にこだわらない事

医学的に治療方法が完全に確立されていません。しかし、試行錯誤しながらもお子さまに合った方法を探しながら、優しく向き合いましょう。


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