不妊の原因

妊活1年、妊娠出来ないのは冷え性や生理不順のせい?

体質やタイミングなど、様々な要因が妊娠の成立に影響します。今回の相談者は、妊活を開始して1年経っても妊娠しないことに悩んでいます。専門家はどのように答えているでしょうか。

妊活中女性からの相談:「体温35℃、生理不順で冷え性という体質は、妊娠出来ないことに影響しているのでしょうか」

妊活を始めて一年ほど経ちましたが、なかなか妊娠に至りません。出来れば自然妊娠を希望しています。冷え性で平均体温は約35℃です。不正出血があり、生理が安定していません。代謝も悪いらしく、夏場でも汗を掻きにくいため体温調節が上手く出来ず、よく夏バテします。生理不順や冷え性、代謝の悪さが妊娠に影響しているのでしょうか。また、冷え性を改善するにはどのようにしたらいいでしょうか。(30代・女性)

生理不順は不妊の要因に 

生理不順や冷え性は、自然妊娠を難しくする要因になるようです。

代謝が悪いと血行が悪くなり、血行が悪いと冷え症になりやすく、冷え性だと子宮環境も悪くなり妊娠しにくい身体になります。さらに生理不順ですと、いつ排卵が起こるか分からないので自然妊娠が難しくなります。(産科、婦人科医師)
生理が定期的でないというのは排卵時期を特定しにくいので、タイミング的に受精・着床しにくいでしょう。また冷え症であることも着床しにくく、着床しても上手く妊娠を継続出来ません。病院に行く前に、まず自分で確認することが出来る方法としては基礎体温を測ることです。毎日基礎体温を測れば、自分の生理周期を確認することが出来ます。正常な場合は体温が高温期・低温期の二層に分かれます。もし二層性にならないようなら、自然妊娠は難しいため、不妊治療が必要だと思われます。(看護師)

受診も検討を

不正出血がある場合は、受診を検討するようアドバイスがありました。

生理不順で不正出血があるのでしたら、不妊検査も含めて病院を受診してください。不正出血の原因は様々ですが、放っておいてはいけないケースが多いです。また、生理不順で妊娠希望ならば基礎体温も測った方がいいでしょう。(産科、婦人科医師)

食事や運動で体質改善を

冷え性を改善するために、日常生活で心掛けると良いポイントや積極的に摂ると良い食材や成分を教えてくれました。

血行を良くするために、日頃から水分を多めに摂って、30分くらいのウォーキングなど、適度な運動を心掛けてください。クーラーの効いた部屋で長時間過ごす場合は、2~3時間に1回は外気に触れてください。お風呂は湯船に浸かって、少し汗をかく位に温まってください。生姜やにんにく・根菜を使った食事で温かいものを摂るようにしてください。妊娠しやすい身体を作るために、葉酸や鉄分も摂ると良いでしょう。(産科、婦人科医師)
代謝が悪いと血液の流れなどが悪くなり、体内での熱の産生が少なくなるので、低体温になりやすいと言えるでしょう。冷え症を改善するのは体質改善が一番です。そのためには長期間、継続的に食事・睡眠・ストレス・運動・漢方薬の服用などに気を使うことが必要になってきます。しかし上記の対策を行っても、必ずしも改善出来るというものでもありません。(看護師)

生理不順や冷え性は、自然妊娠を妨げる要因の一つです。不正出血がある場合は、早めに受診してください。日常生活では運動や食事などで身体を温めて、血行を良くすると冷え性を改善してください。


2016/12/11

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