妊娠後期の吐き気

9カ月過ぎて始まった胃酸の逆流…なにか良い対処法は?

妊娠後期になり、再びつわりに悩まされる事もあります。今回の相談者は9カ月過ぎてから胃酸の逆流に見舞われました。特に夜寝ている時に多いと悩む相談者ですが、専門家からはどのような回答が寄せられたでしょうか。

妊娠後期の不調の相談:「後期になって胃酸の逆流が始まりました」

妊娠2~3カ月の頃はつわりが酷く、毎日病院で点滴していました。4カ月目にようやく普通の生活ができるまでに回復したものの、常に船酔い状態でした。半年過ぎた頃から外食もできるようになったのですが、9カ月あたりから胃酸の逆流が始まりました。特に夜、寝ている時が多く、気持ち悪くて眠れないのが辛いです。何か良い対処法はないでしょうか。(30代・女性)

子宮が胃を圧迫して起こる後期つわり。妊娠中毒症の可能性も

後期に起こる吐き気は、大きくなった子宮が胃を圧迫する事で起こります。妊娠中毒症が原因との声もありました。

妊娠中毒症を指摘されなかったでしょうか。妊娠後期での吐き気は、妊娠中毒症が悪化した時にも起こります。そうでなければ大きくなったお腹で胃が圧迫され、横になると更に胃が圧迫されるため、胃酸が逆流して吐き気が起こります。出産予定日が近付くと、赤ちゃんが下の方に降りてくるので楽になると思います。もう少しですから、頑張ってください。(産科・婦人科看護師)
妊娠初期はホルモンの影響でつわりになりますが、後期は胎児が成長して子宮が大きくなり胃を圧迫するため、胃痛や胸やけ、げっぷなどの症状が出ます。胃酸が逆流すると、逆流性食道炎の原因になります。胸やけや胃の不快感が強い時は我慢せず、かかりつけの産婦人科や消化器内科等に相談してください。(一般内科看護師)

刺激の強いものや柑橘系は避けて。寝る時は上体を少し起こして

つわりが酷い時は刺激が強い物や柑橘系は避け、消化の良い物を食べましょう。寝る2時間前までに飲食は済ませ、寝る時は上体を少し起こすと楽です。

赤ちゃんは既に成長していますから、沢山食べる必要はありません。食べられる物を少量ずつ数回に分けて食べると良いでしょう。寝る前、少なくても2時間前までには飲食を控えましょう。食後約30分は胃酸が逆流する恐れがあるため、横にならないでください。横になる時は上半身を高くして、抱き枕などを使って横向きになって休みましょう。(産科・婦人科看護師)
対策として香辛料等刺激の強い食べ物や硬い物、脂肪分を多く含む消化の悪い食品類は避けましょう。柑橘系の果物や飲み物は胃を刺激するため、お勧めできません。薄味で胃に優しい食べ物を摂取しましょう。うどんやそば等の麺類、お粥等も良いでしょう。(一般内科看護師)
食事中や食後すぐは飲み物を沢山摂らず、時間が経ってから水分を摂取しましょう。また食後30分間は横にならず、上体を起こした姿勢を保つようにします。寝る時は横向きで上体を少し起こした状態で眠ると、比較的楽です。(一般内科看護師)

後期に起こる吐き気は、子宮が胃を圧迫して起こる事が多いようです。刺激の強い物や柑橘系は避け、消化の良い物を食べましょう。辛い時は我慢せず、医師に相談しましょう。


2016/12/15

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