月経前症候群・PMS

2016/12/15

何とかしたい、月経前のイライラ…漢方は本当に効きますか

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

何とかしたい、月経前のイライラ…漢方は本当に効きますか

月経前症候群(PMS)で悩まされている女性は多いですが、今回の相談者は生理前になるとイライラや落ち込み等が酷くなり感情を上手くコントロールすることが難しくなるようです。市販の漢方を服用してみたものの効果が感じられないので、婦人科に行こうか迷っています。

20代女性からの相談:「月経前症候群は漢方で改善出来るか」

私は生理2週間前になると、気分の落ち込みやイライラした気持ちが激しくなります。市販の月経前症候群に効果があるとされる漢方を4カ月位飲み続けていましたが、効果があまり感じられませんでした。その後に違うタイプの漢方を試して2カ月経ちましたが、こちらもあまり変化が分かりません。もっと長く使わなければ効果は実感できないのでしょうか?決まって生理の前に、気持ちの起伏が激しくなる症状に悩まされます。産婦人科を受診したら、症状に合った漢方を処方してもらえるのでしょうか?(20代・女性)

多くの女性が経験、月経前症候群

月経前症候群の症状には、頭痛や腹痛、下痢や便秘などの身体症状の他、相談者さんのようにイライラや不安感、不眠などの精神的な症状を訴える人もたくさんいます。中には日常生活に支障をきたすほど、酷い症状に見舞われるケースもあります。

市販の薬を服用しても、症状が改善されなければ、病院を受診した方が良いでしょう。PMSの症状には個人差がありますが、頭痛や吐き気などの身体症状とイライラしたり、気分が落ち込む精神症状があります。排卵から生理までのホルモンの変化によるもので、8割以上の女性が悩まされていると言われています。(産科・婦人科看護師
月経前はホルモンのバランスが崩れることから、イライラしたり落ち込んだりする他、不眠や不安感等気持ちの起伏も大きくなります。身体の症状では、お腹の張りや腹痛・下痢・便秘・浮腫み等が挙げられます。(看護師)

症状に合わせた治療法を用いましょう

相談者さんは今後も漢方薬による治療を考えているようですが、専門家はそれに限らずカウンセリングや体質改善など症状に合わせた治療をする事が大切と言っています。産婦人科などの専門機関を受診し、症状について相談してみましょう。

治療には漢方薬や低用量ピル等を使う薬物療法や、カウンセリングによる心理療法、ビタミンや鉄分での栄養療法等があります。どの治療に効果があるかは、医師と相談して自身にあった治療法を行いましょう。長期間服用しなければならない訳ではなく、治療を開始してから3カ月~半年くらいを目安にします。(産科・婦人科看護師)
漢方薬は種類によっては即効性がなく、効果が現れるまでに時間がかかることがあります。体質改善や慢性疾患等の漢方は効き目が穏やかで、2週間以上かかることがあります。体質や症状によって異なるので、専門家に相談して効果の得られる漢方薬を処方してもらいましょう。(看護師)
月経前症候群の漢方薬でも、頭痛や腹痛めまいなど身体の症状や、イライラや不安感等精神的な症状に働きかける漢方に区別されます。産婦人科でも相談できるので、症状が酷い時や長期間内服しても改善が見られない時は、相談すると自分の症状に合った漢方薬を処方してくれます。(看護師)

月経前症候群の治療は即効性のあるものは少なく、自分に合った症状改善法に辿り着くには時間がかかる場合もあります。焦らず、じっくり取り組みましょう。


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