ピル

月経前症候群で処方されたピルの副作用について

生理不順や生理痛で病院を受診した相談者は、低用量ピルを処方され服用しています。しかし、服用当初から胸が異様に張る事が気になっています。また肌質が良くなったようにも感じるとのことですが、これらの変化はピル服用によるものなのでしょうか。

30代ママからの相談:「低用量ピルについて」

元々生理不順があり、子どもを産んでから生理痛も徐々に酷くなって来ていたので、婦人科で診てもらったところPMSと診断され、現在低用量ピルを服用しています。先生から言われた副作用として狭心症のような感じは全然ないのですが、飲み始めてから異様に胸の張りが気になります。少し物にぶつかっても、痛いと感じるくらいです。ピルの副作用にこのような症状はありますか?逆に、肌質は改善されたように思います。ピルの副作用を教えて下さい。(30代・女性)

ピルのメリット・デメリットについて

ピルを服用するとホルモンバランスが整い、月経前症候群の症状が改善されたり、肌トラブルが解消されるというメリットがあります。ただし、服用によりいわゆる妊娠初期のような状態になるため、胸の張りや倦怠感、浮腫みなどの副作用も現れる場合があります。しばらく服用を続けると、徐々に治まるとのことです。

ピルは排卵を止めて妊娠した状態を作るため、胸の張りや吐き気・体の怠さなど、妊娠初期と同じような症状が現れます。ホルモンバランスが整うため、生理不順・PMSの症状やニキビなどの肌トラブルが改善されます。(産科・婦人科看護師)
ピルを内服して起こりやすい副作用としては、吐き気、嘔吐、乳房の張りや痛み、頭痛、浮腫み、めまい、倦怠感、不正出血などがあります。このような副作用は1、2カ月で治まります。副作用の他、ピルを内服する事により体調が整うというメリットもあります。(看護師)

本当に心配はないの?

過去には、ピルの服用は心筋梗塞や乳癌の原因になると言われていた時期もありました。しかし、現在使用されている低用量のピルで、このような重篤な副作用が起こるケースは稀のようです。

以前使用されていたピルではホルモン量が多いため血栓を作りやすく、心筋梗塞など重篤な副作用が起こる可能性がありました。しかし、最近は低用量のピルが使用されているので、これらの副作用は大幅に減少しています。また乳癌の発症率が高くなるとも言われていましたが、現在はピルを服用していなくても乳癌の発症率が高くなっているので、ピルの副作用で乳癌になる事ははっきりしていません。服用は必ず医師の指示に基づいて、服用法・服用量を守って、飲み忘れのないようにしてください。(産科・婦人科看護師)
低用量のピルは中用量のピルと比較して副作用が少なめですが、全くない訳ではありません。体内のホルモン環境が変わるため吐き気などが現れる事がありますが、一時的なもので薬が体に慣れてくると軽減されます。心配な時は、定期的に血液検査をしてもらいましょう。(看護師)

専門家によると、身体がピルに慣れるまでの間は多少の副作用は否めないが、一定期間が過ぎればそれも改善されるとのことです。医師の指示通りに、用法・用量を守りましょう。


2016/12/16

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