生理不順

ピルを用いた生理不順改善に不安があります…

30代の相談者さんは妊活中で、医師の指導のもとピルを使って生理周期を整えています。しかしピルを服用する事によって生理周期は整っても、不妊症になるのではないかという不安が頭をよぎり、今後も治療を継続するべきか迷いが生じています。

30代女性からの相談:「生理不順は不妊になりやすいですか?」

元々酷い生理不順で、排卵日の予測が全くもって立たず妊活もままならなかったので、婦人科の先生に相談して最近ピルを服用し始めました(マーベロン28錠タイプ)。先生には、妊娠を希望するならまずは生理のサイクルから正していきましょうと言われていますが、ネットでピルが原因で不妊になったという噂を読んで不安で仕方がありません。ピルで生理不順が治ったとしても、不妊になる可能性は高いのでしょうか。ピルを服用せず排卵日の予測無しで、奇跡を待つ方がいいのでしょうか。(30代 女性)

ピルそのもので不妊症になることはありません

専門家によると、ピルに不妊を誘発するような成分は含まれておらず、むしろ不妊症治療に効果を発揮するとのことです。相談者さんの場合も、安心して治療を続けて良さそうです。

ピルとは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンを主成分とするホルモン剤のことを言います。これらの作用により身体は妊娠していると錯覚し、排卵をストップさせます。低用量ピルで不妊症になるという医学的な根拠は見つけられず、むしろ不妊症治療に用いられることがあります。生理周期をコントロールできる、子宮内膜症など不妊症の原因となる疾患を予防するなどの理由により、不妊治療に活用されます。(看護師)
ピルの服用が原因で、不妊になる事はありません。生理不順の方はピルを飲む事で卵巣機能が改善され、安定した生理周期をとり戻す事ができます。生理周期が安定すると、排卵の予測が可能となり妊娠の可能性も上がるので、ピルの服用による生理不順の治療を行う事をお勧めします。(看護師)

ピルを服用するメリットは他にもあります

ピルは不妊治療に効果がある他、子宮の病気の予防や月経前症候群の改善にも役立てられるとのことです。またホルモンバランスが整うことにより、肌質も改善されるので女性にとって嬉しいメリットもあります。

ピルのメリットは、生理出血の軽減・生理痛の軽減・美容効果・月経前症候群の軽減などもあります。医師の処方に不安が残るようでしたら、セカンドオピニオンとして他院を受診するのもいいでしょう。ご自身が不安なく納得できる方法で、治療を進めていきましょう。(看護師)
ピルには不妊の原因となる子宮内膜症や、子宮体がんを抑制する働きがある他、月経困難症の緩和など、子宮内の環境を整える作用があります。主治医の指示に従い、副作用などを理解した上で正しく服用し、子宮と卵巣の健康を育みましょう。(看護師)

妊娠を希望している人にとって、生理不順は一日も早く改善したいものです。信頼できる医師のもと、自分の体質に合った治療法を粘り強く継続していく事が大切です。疑問があれば質問し、納得の上で治療を進めていきましょう。


2016/12/18

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