産後の生理

2016/12/21

産後の生理不順と生理痛の対処法

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

産後の生理不順と生理痛の対処法

産後の生理不順は、何が原因で起きるのでしょうか。また、改善するにはどうすればいいのでしょうか。専門家にアドバイスをいただきました。

産後の生理に関する相談:「出産後に生理不順・生理痛・経血の量が増加。原因と対処法を教えて」

子どもを産む前は28日周期だった生理が、子どもを産んでから再開した後は不順になり、量も増えて生理痛も酷くなりました。出産したことにより子宮や体にどのような影響があったのでしょうか。現在は頭痛薬などを飲んで生理痛に耐え、量を減らしたり(頭痛薬を飲むとなぜか生理の量が減ります)しています。一度ちゃんと病院で見てもらった方がいいのでしょうか。(30代・女性)

ホルモンバランスの変化や骨盤の歪みが生理に影響

出産後は、生理不順をはじめとした体調の変化を経験します。原因はホルモンのバランスが崩れるだけでなく、出産による骨盤の歪みや母乳育児も関係するようです。妊娠前と同じ状態に回復するかどうかは、何とも言えないようです。

出産を終えて授乳まで終了しても、皆が妊娠前と同じ状態に戻るとは言えません。妊娠や出産を機会に生理が不順となったり、質問者さんのように生理痛が酷くなったり、逆に軽くなったという人もいます。(内科・看護師)
妊娠や出産によってホルモンのバランスが崩れ、生理不順になったり、生理の出血量が増えることがあります。中には生理痛が酷くなる方もいます。ホルモンの乱れは、母乳育児を行っている母親に多く見られます。生理痛が酷くなった原因として、妊娠や出産による骨盤の歪みが関係していると考えられます。出産によって子宮が大きくなったことにより、経血量が増えることがあります。(看護師)

酷い生理痛や経血量の増加は子宮の病気が隠れている可能性が…

生理痛に対しては鎮痛剤の使用でコントロールが可能ですが、経血量の増加や強い痛みには、背後に別の病気が隠れている可能性もあります。

ホルモンや子宮内環境の変化から、生理痛の強さや経血量が多くなることがあります。また、子宮筋腫や子宮内膜症など他に病気があり、このような症状が出ていることもあります。痛み止め等の鎮痛剤には血管を収縮させる働きがあるため、頭痛薬など消炎鎮痛剤を内服すると経血量が一時的に減ることがあります。経血量が多く、生理痛や生理不順があれば婦人科で検査を受けた方が安心でしょう。(内科・看護師)
生理痛や量も「ものすごく増えた」のであれば、何らかの病気が関与していることも考えられます。例えば子宮内膜症が挙げられます。子宮内膜症の特徴は生理痛が酷い、出血が多い、生理以外の時でも下腹部が痛い、セックスで痛みがある等が挙げられます。もしこれらの症状が当てはまるのであれば、病院を受診した方がいいかもしれません。(看護師)

元々生理周期が順調だったのに、出産後に生理不順や酷い生理痛を経験すると不安になりますね。ホルモンバランスや骨盤の歪みが原因で起きる症状もありますが、念のため一度受診して調べてみてはいかがでしょうか。


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