乳がん検査

乳がん検診は受けても意味がないのですか?

自治体などで、乳がんで亡くなる人を減らすことを目的に行われる乳がん検診。今回の相談者は、乳がんかどうかはっきりしなくても乳がん扱いで再検査にするので、検診を受けでも意味がないという噂を聞いたようです。はたして、がん検診は受けた方が良いのでしょうか。

乳がん検診についての相談:「乳がん検診は受けた方がいいですか」

既婚で子どもはいません。地域自治体などの乳がん検診について教えてください。日本では乳がん検査をした場合、乳がんかどうかはっきりしなくても乳がん扱いで再検査にするので、検診を受けでも意味がないという噂を聞きますが、医療現場ではそういう見方なのでしょうか。また私はあまり胸が大きくないのですが、機械で乳房を挟む検査はできますか。(20代・女性)

疑いを晴らすことが検査の目的

乳がんかどうかはっきりしない状態でも再検査を勧められるというのは、どんな状況の時なのでしょうか。

マンモグラフィや超音波検査は、乳がんのみならず良性腫瘍や悪性かどうか見分けがつかないものも感知します。これは確定診断ではありません。わずかでも可能性があるのなら、再検査やさらに詳しく判断できる検査を受けるように促されます。(看護師)
「乳がんかもしれないけど、はっきりしないから詳しい検査はしなくていいでしょう」と言われたら、不安が残りますよね。疑いがある時はそれを晴らすために、次の検査に進みます。 (看護師)

検査は複数の方法を組み合わせて

再検査は、がんの可能性を排除するために行われるようです。医療従事者によると、検査方法についてもアドバイスがあるようです。

乳がん検診は、検査方法によって診断が異なる場合があることに注意してください。乳がんと一括りに言いますが、しこりになって現れるものや乳房内に這うように増殖するものなど、様々なタイプがあります。例えば触診で乳房を触っただけでは、全てのタイプの乳がんの有無を確認することはできません。(一般内科看護師)
マンモグラフィと合わせて、乳房超音波検査も同時に行うと良いでしょう。検査方法にはそれぞれの長所と短所があり、一つの検査方法だけでは見落としてしまうことがあるのです。正確な診断のために、単一の方法だけでなく、二つの方法を組み合わせることが大切です。 (一般内科看護師)
乳がんの発症率は、増加傾向にあります。妊娠・出産をしたことがない女性は、出産したことのある女性に比べると乳がんになる確率が高いというデータがあります。検診を受けなければ乳がんがあっても見つけることはできませんので、乳がん検診は受けた方がいいでしょう。 検診を受けることに意味がないということは決してありません。(看護師)
マンモグラフィは胸を挟んで検査をしますが、乳房のボリュームは関係ありません。ただし、豊胸手術をしている人は挟むことで生理食塩水の入ったバックが破裂してしまう可能性があるため、検査を断られる場合があります。 (一般内科看護師)

乳がん検診は、早期発見を目指して行われます。見落としのないように複数の方法を組み合わせたものを受けることで、より正確に診断できます。検診を受けることに意味がないわけではありませんので、定期的に受けましょう。


2016/12/23

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