乳がん検査

2016/12/24

自分で乳房を触って、乳がんを発見できるの?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

自分で乳房を触って、乳がんを発見できるの?

乳がんの早期発見のため、自分で乳房を触ってしこりを発見できるよう心掛けているものの、感覚が全く分からないという相談が寄せられました。自分で発見するケースが多いのかどうかや、セルフチェックのやり方について、専門家の皆さんにお聞きしました。

乳房についての相談:「自分で触診して乳がんに気づけるのでしょうか?」

数年前に乳がん検診のマンモグラフィーで再検査となり、乳腺外科で良性腫瘍と診断されたことをきっかけに、毎年定期的に検診を受けています。先生が「自分でも時々触ってみてください」とおっしゃるので気にかけていますが、全く分かりません。生理中に胸が張ることがありますが、しこりの有無については感覚が分かりません。初期段階に自分で気づけるケースはよくあるのでしょうか。(30代・女性)

生理後2~3日の時期にセルフチェックを

鏡の前で乳房を観察することから始めてみましょう。チェックに適しているのは、生理後2~3日頃です。どこをチェックするかについて、詳しく教えていただきました。

乳がんは、自分で気づくことができやすい種類のがんです。気づく機会やきっかけとしては、乳房の左右差を比べてみて変化がないかどうか・ただれた感じがないか・しこりがないか・乳房にえくぼに似たくぼみがないか・異常な分泌物や出血がないか、などです。(看護師)
お風呂に入る前に服を脱いで鏡の前に立って、乳房を毎日観察すると、より気づきやすいかもしれません。またお風呂で乳房を洗う時にも、しこりやくぼみなどの違和感はないか等をチェックしましょう。(看護師)
自身でチェックするには、生理が終わって2~3日目くらいがベストです。乳房が柔らかく、胸の張りがない時期ですので、セルフチェックするのに最適です。立ったままでしたら、鏡の前で両腕を下げて力を抜き、左右の乳房の大きさや形、乳頭に異常がないかチェックします。両手を挙げた状態でも、同じようにチェックしてください。(産科看護師)
横になって行う場合は、仰向けで背中に枕を入れ、胸が広がる状態にします。片方の手を頭の下に入れ、もう片方の手で、乳房の外側から内側へ指を滑らせ、まんべんなくしこりがないかチェックしてください。乳首の向きが以前と違っていたり、陥没していることで気づく場合もありますし、乳頭からの分泌液で気づく場合もあります。(産科看護師)

セルフチェックだけに頼らずきちんと検診を

日常的にセルフチェックすることは、早期発見の助けになります。しかし、自分での発見には限界があるため、定期的な検診を受けたほうがいいでしょう。

毎月1回程度セルフチェックをすると、早い段階で見つけることができるかもしれません。ただし、どんなにチェックをしていても自分では分からない事もあるので、やはり定期的な検診を受けることをおすすめします。(看護師)

セルフチェックに適しているのは、生理後2~3日の時期です。鏡の前で左右の差の有無や乳首の異常がないか観察することから始めてみましょう。セルフチェックは有用ですが、定期的に検診を受けましょう。


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