乳がん

生理前に乳房の脇の近くが突っ張るのは乳がんのサイン?

最近生理前になると左乳房の脇に近いあたりが突っ張るようになったという相談者。脇の突っ張りが乳がんのサインの一つであると聞いて、心配しているという相談が寄せられました。単なる生理前の症状なのか、それとも乳がんのサインなのか、その見分け方について専門家の皆さんの意見を聞いてみましょう。

乳房についての相談:「生理前に左胸の脇辺りが突っ張ります」

ここ3~4カ月ほど、生理が始まる数日前になると左胸の脇辺りが突っ張り、腕を上にあげると糸がぴんと張った感じがします。それ以外に痛みやしこりもなく、生理が始まると嘘のように消失します。しかし、脇の突っ張りは乳がんの兆候の一つと聞きますし、しこりが小さく自分では分からないだけなのではないかと不安です。生理前症状と乳がんの場合の症状の違いや、今後の変化について詳しく知りたいです。(30代・女性)

突っ張りやしこり等はあくまでも目安となるサイン

乳房のしこりや張り、突っ張りなどは乳がん発見のサインと言われていますが、これらの症状があるからといって必ずしも乳がんであるとは限りません。乳がんの症状も人それぞれであり、これらのサインは分かりやすい目安であると考えましょう。

乳がんを自分で発見する目安として、乳房にしこりがあったり、張りがあると・・・と言われています。しかしそのような症状は、乳がん以外にも起こり得ることです。また乳がんの症状も、全員が同じような症状ばかりで発見されるわけでもありません。乳がんと生理における乳房の変化の違いとしては、生理では起こらない症状がいくつかあります。がんでなくても、乳房の他の病気ということも考えられます。(看護師)

生理前症状と乳がんによる突っ張りの見分け方

症状の出る時期や痛みの出方などにより、ある程度どちらであるのか判別できるようです。しかし、気になる症状があって心配な場合は、自己判断せずきちんと検査を受けましょう。

生理が始まると改善されるのでしたら、生理前の症状と思われます。乳がんのしこりは石のように固く、皮膚に張り付いた感じで動きがなく、初期の段階では触れても痛みがありません。生理前のしこりは、触れたり胸が揺れると痛みを伴うことがほとんどです。(産科看護師)
生理前の乳房の状態と乳がんの乳房の状態の違いについてですが、生理前の乳房では、まず乳房の左右差が出ることがありません。また、生理によって乳房にしこりができることはありません。また引きつれができたり、ただれが出ることはありませんし、乳頭ではなく乳房から浸出液・分泌液が漏れている・染み出るようなことはありません。ただし、このような症状があったとしても、がんであるとは限りません。気になる症状があれば、早めに検査を受けましょう。(看護師)

乳房の突っ張りは、しこりや張りなど他の症状と同様に乳がんを早期発見するためのサインとされています。しかし、必ず乳がんであるわけではなく、あくまでも目安に過ぎません。生理前症状と乳がんの可能性は症状の出る時期や痛みの出方などにより、ある程度見分けることができますが、気になる症状があれば早めに検査を受けることが勧められています。


2016/12/25

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)