胎児への影響

2015/03/08

赤ちゃんによくないというけれど…妊娠中の断酒は必要?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

赤ちゃんによくないというけれど…妊娠中の断酒は必要?

妊娠中はお酒はよくないといわれますが、今回はお酒が飲めないのがつらいというプレママからの相談です。専門家からはどのようなアドバイスが寄せられたでしょうか?

プレママから飲酒についての相談:「絶対に断酒しなければいけないのでしょうか?」

妊娠5週と思われる段階で、次の検査で妊娠しているかが確定します。妊娠・授乳中はアルコールがよくないので断酒中ですが、お酒が恋しくてたまりません。少しだけでも飲む方法はないでしょうか。ガマンし続けた方がよいですか。(20代・女性)

やはりよくない妊娠中の飲酒。赤ちゃんの障害の原因に。

飲酒は赤ちゃんに障害をもたらします。やはり断酒は必要との声が集まりました。

妊娠中の飲酒は流産や死産を招きやすく、胎児性アルコール症候群のリスクを高めます。(産科・婦人科看護師)
胎児性アルコール症候群とは、赤ちゃんの奇形や成長障害がおこり、低体重や低身長で産まれたり、言語障害や知能障害を起こすことです。(産科・婦人科看護師)
お母さんの飲酒で赤ちゃんが受ける影響は大人の2倍以上です。アルコールの免疫がないのと処理能力が未熟なため、酔っぱらっているような状態が続き、細胞や神経は死んで発達が遅れます。

アルコール摂取量と頻度により、外見上の先天性奇形に加え、神経性脳障害が起こり、言語発達や注意欠陥など知的発達に問題が生じる場合も。 飲酒だけが原因ではないものの危険性は高まります。(一般内科看護師)
胎児性アルコール症候群の治療法はなく、障害をもって産まれた子は一生、障害を抱えることに。また先天性の腎・肝機能障害を持って産まれるリスクが高まります。(産科・婦人科看護師)
胎児性アルコール症候群は妊娠中に飲酒をしなければ予防できる疾患です。(一般内科看護師)

嗜好が変化し飲めなくなることも。長い人生の”休肝期”と考えて乗り切って。

妊娠を境に嗜好が変わり、お酒がほしくなくなる人も多いようです。潔く断酒しようと考えた方が安心できるとの意見も。

妊娠5週ならこの先、嗜好が驚くほど変化することも多いです。お酒大好きだったのに飲めない、飲みたくないとなることも多く、私自身もそうでした。(一般内科看護師)
ストレスを感じるくらいなら少しくらい飲んでよいともいわれますが、ここまでは大丈夫という具体的な基準はなく、量がエスカレートする危険も。(産科・婦人科看護師)
少量だけでもお母さんのアルコール処理能力が低ければ赤ちゃんへの影響は大きくなります。(一般内科看護師)
ノンアルコールも要注意。ノンアルコールとは1%未満のアルコール度数です。1%のアルコールを分解するのに約40分かかり、その間、赤ちゃんにもアルコールが運ばれます。100%障害のない赤ちゃんの出産を望むなら禁酒しましょう。どうしても飲みたいなら0.00%の完全フリーアルコール飲料を。(産科・婦人科看護師)
飲酒は習慣性があり、一度飲むとまた飲みたくなります。出産までは断酒と決めた方が不安や心配を抱かずにすみます。(一般内科看護師)
今後30年お酒が飲めるなら360か月あり、そのうちの9か月はほんの短い間。小休憩のような気持ちで過ごすのが一番です。(一般内科看護師)

影響が大きい妊娠中の飲酒。頑張って断酒を続けましょう。


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