肌トラブル

2016/12/19

「たるみ」や「シワ」はどうしてできるの?原因は?

この記事の監修/執筆

Mocosuku編集部

「たるみ」や「シワ」はどうしてできるの?原因は?

いつまでも弾力のあるピンと張った肌でいたい。
女性であれば誰しもが願うことなのかもしれませんね。

しかし現実はたるみやシワに悩まされている女性が多いようです。
そもそもたるみやシワの原因は何なのでしょうか?
ご一緒に詳しく見ていきましょう。

さまざまな種類のシワ

肌のシワは「後天的に生じた皮膚の歪み、
あるいは表皮〜真皮の変形」と医学的には定義されています。
皮膚には、最も外側にある「表皮層」とその下にある「真皮層」に分けられます。
シワの深さが表皮までのものを「表皮シワ」、
表皮の乾燥により一時的にできるものを「乾燥シワ」と呼びます。

一方、目尻や額などにできる細かいひだは「小ジワ」といいます。
またシワの深さが真皮まで達しているものは「真皮性シワ」、
シワの深さがさらに深くなると、目や口の周囲、顔の輪郭などに大きなひだができ、
これは「老人性シワ」と呼ばれます。

シワの原因

シワができる原因の多くは、表皮の乾燥と真皮層の劣化です。
紫外線などで皮膚がダメージを受けると、真皮層の弾力繊維が減少・変性し、
劣化が起こります。

そのほか、皮下脂肪の萎縮や下垂、表情筋(目や鼻、口などを動かす筋肉)の収縮や
弛緩などによって、皮膚にたるみが生じてできる場合もあります。

真皮の弾力層の劣化

真皮には、コラーゲンとエラスチンでできたコイル状の弾力繊維層があり、
これが柔軟だと、その上に載っている表皮層も張りを保ちます。

でも、この弾力繊維層が劣化して凸凹ができると、表皮にシワとなって現れるのです。
真皮層は長い年月をかけて劣化していきます。
弾力繊維層は、早いもので2~3年、多くは4~5年かけて作り替えられています。
この間にダメージを受け、消耗や破損が続くと、徐々に柔軟性が失われていきます。

一度できたシワやたるみが消えないのは、
このように見えないところでダメージを受けているからです。
このダメ―ジは、紫外線や物理的な力による影響が大きいといわれています。
この劣化を最小限に抑えることで、シワやたるみはある程度防げるのです。

シワの原因になる皮膚の乾燥

皮膚にシワができる原因のひとつに、皮膚の水分の減少が挙げられます。
例えば、高熱を出して水分や食べ物を摂れない状態でいる時は、
皮膚の水分量も少なくなり、皮膚はたるんでシワが寄ってきます。

しかし、回復してきて食べ物や水分補給をすると、
皮膚の水分も増してきて、張りのある皮膚が戻ってきます。

同じように、間違った肌の手入れ方法など用いた場合、
肌の水分量が減ってシワになる可能性があるのです。

シワの手当はどこまで可能?

表皮のシワは水分補給などでケアできますが、
シワの深さが真皮レベルまで達している場合は、手当は難しいとされてきました。

しかし、最近では各種の抗シワ療法や抗シワ物質が開発されています。
ここでは、その主なものを紹介しましょう。

外科的な手当

文字どおり、外科的な手術によって皮膚を縫い縮め、シワを伸ばす方法です。
一時的には効果がありますが、しばらくするとまたシワが寄ってくるので、
効果を得続けるには手術を繰り返す必要があります。

抗シワ療法

美容皮膚科では、古くなった皮膚を薬品で溶かして除去し、
再生を促す「ケミカルピーリング」や「トレチノイン療法」、
レーザーを照射して肌を活性化させる「レーザー療法」、
薬剤を注射して表情筋の収縮を抑える「ボトックス注射」──などがあります。

抗シワ物質

外用剤としての抗シワ物質には、
ビタミンC、ビタミンE、βカロテンン、リコピン、
アスタキサンチン、レチノール、エストラジオールなどがあり、
化粧品の中にはこれらの物質が配合されているものがあります。

パック

皮膚を突っ張らせて、一時的にシワを伸ばす方法。
シャツにアイロンをかけるような方法です。
抗シワ物質や保湿成分を含んでいるものもあります。

<執筆者・監修者プロフィール>

執筆者:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師・株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。タッチケアシニアトレーナー)

監修者:株式会社 とらうべ(医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供)

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