乳がん

2016/12/27

乳癌摘出手術の傷跡が消えない…ずっとこのまま?そのうち消える?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

乳癌摘出手術の傷跡が消えない…ずっとこのまま?そのうち消える?

女性の発癌率で最も多いと言われる乳癌ですが、完治しても手術跡が気になります。今回は、50代の女性からの相談です。右乳房を乳癌で全摘出し、再建手術も終えた相談者ですが、一年経っても手術の赤い傷跡が消えないと悩んでいます。専門家からはどのような回答が寄せられたでしょうか。

乳癌についての相談:「乳癌の手術跡が赤いままで消えません」

右乳房が乳癌になったため、既に全摘出して乳頭もなくなり再建手術も終えました。担当の医師からは傷跡はきれいになると言われましたが、手術後1年以上経っても赤い傷跡がはっきりと分かる状態です。稀にこうなる人もいるらしいのですが、このまま赤い状態なのでしょうか。貼り薬や飲み薬も処方されましたが、効果はありません。こんな状態でも再建したと言えるのでしょうか。(50代・女性)

術後の経過は体質による。中にはケロイドが残るケースも

手術の傷跡は時間と共に白い筋になって行きますが、数年かかる事もあれば体質によっては赤いままの状態のケロイドが残ることもあるようです。

辛い体験をしましたね。なにか持病等はお持ちでしょうか。傷跡が赤く残ったのは、持病等の関係で傷の治りが遅くなったり、体質的にそうなる人もいます。(皮膚科看護師)
術後暫くは傷跡テープや軟膏等でケアをしましたか。一般的に手術の傷跡は数日間は赤く張れ上がり、時間の経過で薄く目立たなくなりますが、完全に消える事はなく白い筋のようなものが残ります。(産科・婦人科看護師)

赤く爛れたようになっても、数カ月から数年すると自然に白く目立たなくなるものもあります。しかし、体質によってはケロイドといって時間が経過しても赤いままで更に広がって完治しにくい傷跡が残る場合もあります。(産科・婦人科看護師)

ケロイドは美容形成で改善を。レーザーや軟膏による治療も

ケロイドは美容形成の分野で改善できる可能性があり、レーザーや軟膏による治療法もあります。まずは病院で相談してみましょう。

ケロイドの治療には、ステロイドの軟膏を塗ったり、放射線やレーザーで取り除いたり、ケロイドの部分をとって再度縫合し直す方法がありますが、元々の体質のため更に傷を広げる事にもなり兼ねません。貼り薬や飲み薬の効果がない場合は、形成外科で相談してみてください。(産科・婦人科看護師)
赤みがどの程度のものかは拝見する事ができないので確かな事は言えませんが、美容形成の分野では改善できる可能性はあるかもしれません。そこまでしなくてもと思う人もいれば、それでも良くなるのであればと受診される人もいます。それは患者さんの考え方にも拠りますが、相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。(皮膚科看護師)

手術の傷跡は体質によりなかなか薄くならない事もあるようですが、美容形成で改善できる場合もあります。傷跡が気になるなら、相談してみるのも一つの方法です。


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