イヤイヤ期

何を聞いても「嫌だ」という2歳児、どう関わればいい?

2歳頃の子どもに見られるイヤイヤ期は、多くのママを悩ませています。何を聞いても嫌だという子どもにどう対処すれば良いか悩むママに、看護師さんはどのように答えているでしょうか。

ママからの相談:「何でも嫌だと主張する2歳の子どもが、わがままに育つのではないか心配です」

現在2歳になる息子がいます。しゃべる言葉が多くなってきている反面「嫌だ」という言葉を覚えてしまい、何を聞いても嫌だと主張してきます。俗に言うイヤイヤ期だと半ば諦めてはいるのですが、わがままに育ってしまうのではないかととても不安です。自我が芽生えたという成長の証だから大丈夫と言われますが、どこまでが成長の証でどこからがこの子の性格なのかが分かりません。どう接していけばいいのでしょうか。(20代・女性)

イヤイヤしても、わがままにならないので大丈夫

イヤイヤ期は、感情表現を練習する大切な時期です。イヤイヤと言っていても、わがままな性格に育つ訳ではないようです。

おっしゃるように自我が目覚め、自己主張が出来るようになった成長の証です。何でもイヤイヤと反抗しますが、この時期を上手く乗り越えないと、感情表現が出来なかったり、自分の気持ちをコントロール出来ない子どもになります。(精神科看護師)
2歳近くになると自我が芽生え、言葉も増えて自己主張が激しくなります。この時期の子どもは、すでに自分のやりたい事や好きな事が分かるので、気乗りしない事はすべて「嫌だ」と抵抗します。イヤイヤ期は、成長に伴う自己主張の練習の時期で、脳が順調に発達している証拠です。性格的にわがままに育っている訳ではなく、3歳を過ぎる頃には少しずつ我慢も覚えていくのでわがままになることはありません。(小児科看護師)

子どもの気持ちを肯定してあげて

子どもが「嫌だ」と言った時の接し方と、叱るべき場面や叱り方についてアドバイスがありました。肯定感、安心感が大切なようです。

「嫌だ」といったら、何が嫌なのか、何をしたいのか、静かな口調で聞き出してください。うまく表現出来なくて癇癪を起こすかもしれませんが、癇癪を起こしたら落ち着くまで静かに見守ってください。落ち着いたら抱きしめて、「これは嫌だったんだね?こっちが良いかな?」とお子さんのやりたい事を聞き出してください。(精神科看護師)
お子さんがやりたいことは、危険がなければ何でもやらせてください。上手く出来なくても「すごいね~、上手だね~」と褒めてください。お手伝いが出来たら、ありがとうと感謝の気持ちを伝えてください。子どもはお母さんが喜ぶ事をやりたがります。(精神科看護師)
この時期の接し方で一番大切なのは、親の考えを押し付けるのではなく、心にゆとりを持って子どもの気持ちをきちんと聞いて一旦は肯定してあげる事です。子ども本人に「分かってもらえた」という安心感を与えてあげれば、イライラ感は薄らぎ反抗心が取れていくでしょう。ただし、お子様の身が危険な状況になる場合やお友達を傷付ける場合は、「いけない事」であると伝える事が必要です。この場合は、短時間できちんと叱りましょう。(小児科看護師)

イヤイヤ期は、自己主張を練習する大切な時期です。嫌だと言っていても、性格的にわがままに育つ訳ではありません。嫌だと言われたら、なぜ嫌なのか、何をしたいのか聞き出してください。本人がしたがることは、危険でなければ出来るだけやらせてあげましょう。しかし、ダメなことはダメときちんと教えることも大切です。


2016/12/30

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