発達

1歳3カ月、一人で立てるのにハイハイしかしない

一人歩きは、赤ちゃんにとって成長の節目の一つです。一人で立てるのに一向に歩こうとしないため、心配したママから相談がありました。看護師さんは、どのように答えているでしょうか。

ママからの相談:「立てるのに一歩も歩こうとせず、ハイハイばかりの子どもが心配です」

1歳3カ月になる子どもは、いまだにハイハイが中心です。つかまり立ちや伝い歩きは8カ月頃からするようになり、1人で何もつかまらずに立てたのは1歳ちょうどくらいでした。立てた後も一向にそこから一歩が出ず、ずっと移動はハイハイのままです。ハイハイはすごく速いのですが、同じ月齢の子はみんなヨチヨチ歩けているので発達が遅れているのでと心配です。 (20代・女性)

発達には個人差が

発達には個人差があるので、検診で指摘がなければ心配はないようです。

1歳から1歳半くらいまでの時期は、発育や発達の差が大きく出る時期です。また、知的発達や身体発達のバランスも個人差があります。(小児科看護師)
検診の時に発達について指摘されなかったのでしたら、心配ないでしょう。慎重な性格なのかもしれません。初めの一歩は誰でも怖いものです。ハイハイ、立っちが出来ても、なかなか歩き出さない子もたくさんいます。立っちやつかまり立ちは筋力トレーニングになりますし、バランス感覚を養う大切な訓練です。何もつかまらずに立てるのでしたら、もう少しでしょう。(産科・婦人科看護師)

本人が歩きたいと思うような環境作りを

手をつないでゆっくり歩いたり、遊びを通じて歩きたい気持ちや興味を引き出してみるようアドバイスがありました。

お母さんと手を繋いだ時は、歩きますか?2、3歩でも歩ければ大丈夫でしょう。無理に一人で歩かせようとすると、恐怖心が生じて逆効果になります。また周りの子と比べて焦るのは大人だけです。お子さんは自分のペースで成長していますから、大らかな気持ちで見守ってください。(産科・婦人科看護師)
伝い歩きは出来ているようですが、歩く気が無かったり歩く必要を感じていない場合もあります。家庭内で遊びの場を上手に使って、身体の発達を促したり、ゆっくり手を引いてお散歩に出かけていろいろな事に興味を持たせる事で、「歩きたい」と思う環境を作ってあげましょう。(小児科看護師)

気がかりがあれば相談を

歩かない原因は、運動機能等に異常があることも考えられます

興味のあるものに対する「見たい」「触れてみたい」という欲求が、「歩きたい」という意志につながります。しかし、知能や運動機能の発達に問題があったり、筋肉や股関節に異常がある場合もあるので、経過について気がかりな事があればかかりつけ医や地域の保健センター、健診時に相談しましょう。(小児科看護師)

手をつないで歩いてみたり、遊びを通じて本人の歩きたいという気持ちを引き出してあげてください。発達には個人差があるので過度に心配しなくてもいいようですが、何か気になる点がある場合は専門家への相談もご検討ください。


2016/12/30

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