インフルエンザ

2015/03/11

妊娠中のインフルエンザ。タミフルが胎児に与える影響は?

この記事の監修/執筆

産婦人科専門医/女医+(じょいぷらす)川崎 薫

妊娠中のインフルエンザ。タミフルが胎児に与える影響は?

冬の寒い時期に毎年大流行をするインフルエンザですが、妊娠中に発症した場合はどうすればよいのでしょうか。妊娠初期だと気づかず、タミフルを飲んでしまったという相談に対する産婦人科専門医の川崎先生の回答とは。

妊娠中のインフルエンザについての相談:「妊娠初期にタミフルを服用。お腹の赤ちゃんは大丈夫?」

妊娠検査薬で検査すると陽性反応が出て、まだ確定はしていませんが妊娠6週ぐらいだと思います。先週、妊娠がわかる前にインフルエンザにかかり、タミフルを処方され飲みましたが、胎児に何か影響がないかと不安です。タミフルは妊娠中に飲んでも大丈夫な薬なのか、また妊娠初期に高熱がでたことによる胎児への影響はないでしょうか。 (20代・女性)

タミフルはお腹の赤ちゃんに問題ないでしょう

タミフルは胎児に影響のない安全な薬なので、問題はないようです。妊娠中にインフルエンザに罹ってしまうことの方が心配なので、今後は予防に努めるようにしましょう。また高熱で解熱剤が必要な時は、病院を受診して医師に処方してもらってください。

薬によっては、妊娠2カ月から4カ月の妊娠初期に服用すると赤ちゃんに奇形を引き起こすリスクがあるものもあります。しかし、タミフルは妊婦さんが服用しても赤ちゃんに影響はないと言われています。妊婦さんがインフルエンザにかかると重症化することもあります。今後のこともあるので、時期を見計らって予防接種をうけておくとよいでしょう。
インフルエンザの流行時期だと妊婦さんでもインフルエンザにかかることがあります。タミフルは胎児に影響が出ないことがわかっているので、心配しなくても大丈夫です。
高熱により子宮内の温度が上がり、胎児の心拍数が増えるなどの影響がでることもありますが、一時的な高熱ですぐに解熱したのであれば問題ありません。しかし、解熱剤の種類によっては妊娠初期には内服しない方が良いものもあるので、解熱剤を使用する際には主治医に相談してください。

妊娠しているかどうか、まずは産婦人科で検査を受けましょう

妊娠検査薬だけでは、確実に妊娠したとは言い切れません。まずは産婦人科を受診して、きちんと検査をしてもらいましょう。

妊娠検査薬で陽性がでても妊娠の確定にはなりません。また、妊娠しているとしても、子宮外妊娠や既に流産している場合もあるため、産婦人科を受診し、検査を受けてください。その時に、インフルエンザにかかって薬を服用したことも伝えましょう。また日頃からうがいや手洗いをして、ビタミンを多く摂り睡眠をしっかりとるなどの風邪予防を心がけてください。
まずは産婦人科を受診し、確実に妊娠しているかどうかをエコーで確認してもらいましょう。

妊娠中にタミフルを服用しても、赤ちゃんに影響はないようです。まずは妊娠しているかどうかを産婦人科で検査してもらい、インフルエンザの予防接種についても医師と相談してみるとよいでしょう。


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