ダイエット

2017/01/10

どっち? 「皮下脂肪」と「内臓脂肪」 やせるために減らすのは

この記事の監修/執筆

Mocosuku編集部

どっち? 「皮下脂肪」と「内臓脂肪」 やせるために減らすのは

「ダイエットでお腹周りをスッキリさせたいのに変わらない…」
そんなあなたは、身体についている脂肪に合わせた
アプローチができていないのかもしれません。

身体につく脂肪には、皮下脂肪と内臓脂肪があり、
減らしやすさが違うことを知っていますか?
そもそも同じ脂肪にどんな違いがあるのでしょうか。
ご一緒に見ていきましょう。

身体に存在する脂肪

「脂肪」と聞くと、お肉の脂身部分をイメージするでしょうか。
実は脂肪とひとくちに言っても、身体の中にどのような形で存在するかによって
名前や役割が異なります。

健康診断で指摘されると気になる「中性脂肪」は、
食べものを原料に肝臓で合成され、
血液中や身体の至るところに「脂肪細胞」として蓄えられます。

その貯蓄場所が太ももや二の腕、
お腹周りの指でつまめる部分など皮膚の下の場合は「皮下脂肪」、
一方、肝臓などの内臓周りに脂肪がついた場合は「内臓脂肪」と呼ばれます。
そして、人間が活動するときには、蓄えられていた脂肪が燃やされ、エネルギー源となるのです。

皮下脂肪の特徴

皮下脂肪は一般的に女性に多いといわれています。
これは、妊娠・出産をするためのホルモンが影響しているためで、
おもにお腹周りやお尻、二の腕、太ももなどにつきやすくなります。

皮下脂肪型の肥満は、とくに下半身につきやすいことが特徴で、
見た目の様子から「洋ナシ型肥満」とも呼ばれます。
肥満とはいわないまでも、指でつまめる皮下脂肪を減らしたい、と願う人は少なくないでしょう。

ところが、皮下脂肪はとても減らしにくい脂肪です。
身体がエネルギーを必要とするとき、
まずは血液の中や筋肉に貯蓄されている糖がエネルギーとして使われます。
それでも足りなくなったときに体脂肪が分解されます。

体脂肪の中でも、まずは内臓脂肪が使われます。
その後でやっと皮下脂肪の順番がやってくるので、
皮下脂肪は減らしにくいのです。

そんな皮下脂肪を減らすためには、ウォーキングやランニングといった
脂肪燃焼効果の高い有酸素運動を継続して行う必要があります。

内臓脂肪の特徴

一方で内臓脂肪は、内臓の周りにつくので、身体の外から触れることはできません。
そのため、おおよその量を知るためにはCT(Computed Tomography、コンピューター断層撮影法)
を撮る必要があります。

また、内臓脂肪型の肥満はお腹周りに脂肪がつくため、
お腹がでっぱったような体型になりやすく「リンゴ型肥満」とも呼ばれます。

「メタボリックシンドローム=内臓脂肪肥満」という言葉が聞かれるように、
内臓脂肪の増加は、糖尿病や脂質異常症、高血圧症などの
生活習慣病を悪化させることが明らかになっていて、
健康にも大きな影響を与えるため要注意です。

また、一見痩せているように見える人にも、内臓脂肪が多くついていることがあります。
さらに、男性はホルモンの影響でとくにつきやすいという特徴があります。

気になる脂肪に合わせたダイエット方法が大切

脂肪は身体にとって必要なものです。
しかし過度につきすぎると、見た目を気にすることになったり
健康にも支障を来す可能性があります。

身体に溜まっていく脂肪は、貯蓄になぞらえて、
内臓脂肪は普通預金、皮下脂肪は定期預金、とたとえられます。
内臓脂肪は、普通預金のようにすぐたまり、また生活を少し見直すと、
比較的簡単に落とすことができます。

一方、皮下脂肪は使う頻度が少ない定期預金のように、
たまってしまうと落とすことが簡単ではありません。

どちらを落とすにも、基本的な食事と運動の見直しは欠かせませんが、
内臓脂肪が気になる場合は、まず食べ過ぎ・飲み過ぎの生活を改善するだけでも、
一定の効果が得られるでしょう。

痩せるためには、まず自分の脂肪は、どちらのタイプかを把握することが大切です。
その上で、特徴に合ったダイエット方法を取り入れるようにしましょう。

<執筆者・監修者プロフィール>

執筆:井上 愛子(保健師・助産師・看護師・保育士。株式会社とらうべ社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン)

監修:株式会社 とらうべ(医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供)

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