風疹

妊娠中なのに風疹の抗体がなく不安。対策はありますか?

妊婦さんが風疹にかかると、赤ちゃんに影響が出ることがあります。しかし、妊娠後に風疹の抗体検査を受け、自分に抗体がないことがわかったというママの相談に看護師さん達の答えを聞いてみましょう。

妊婦さんからの相談:「風疹の抗体がなく不安。出産までずっと感染に気をつけているのも辛いです」

子供の頃、風疹の予防接種をしていなかったので、抗体がないことがわかりました。もし妊娠中に風疹にかかってしまったら赤ちゃんにも影響があると聞いています。下に小さい子供がいるので幼稚園から風疹をもらってくる可能性があります。もし家族の誰かが風疹にかかったら症状が出てから予防しても遅いのでしょうか。これから出産するまでずっと気を張っていなければならないのが辛いです。(30代、女性)

妊娠初期に風疹に感染すると、先天性風疹症候群のリスクが高まります

妊娠20週以降はママが風疹に感染しても、お腹の赤ちゃんへの影響は問題ないそうですが、予防は重要です。

妊娠初期に風疹に感染すると、赤ちゃんが白内障や難聴になったり、心臓に奇形がおこる先天性風疹症候群のリスクが高まります。しかし、妊娠20週以降は、感染しても赤ちゃんへの影響は問題ないと言われています。 (産婦人科看護師)
風疹の抗体がないまま妊娠し風疹に感染するとその風疹が赤ちゃんにも感染し、先天性風疹症候群という赤ちゃんに障害が残る可能性のある病気になることがあります。妊娠中、風疹に感染した場合、赤ちゃんに何らかの問題が起こるのは、妊娠1カ月で50%以上、2カ月で35%、3カ月で18%、4カ月で8%程度と言われています。(一般内科看護師)
赤ちゃんに起こる問題は、低出生体重、眼球異常、難聴、心奇形、中枢神経障害、脳性麻痺、小頭症など障害が残る可能性のあるものと、血小板減少性紫斑病、肝脾腫、肝炎、溶血性貧血、大泉門膨隆、間質性肺炎など一過性のものがあります。(一般内科看護師)

人ごみはさけ、手洗い、うがいを。家族に予防接種を受けてもらいましょう

まずは、家族に予防接種を受けてもらいましょう。自治体によっては無料で行っている場合もあるようです。

ご家族に風疹の抗体のない方がいらっしゃれば、予防接種を受けてもらいましょう。お子さんが1歳をすぎていれば、MRワクチンが地域によっては公費で行えます。大人向けにも、無料または部分的に補助という形で風疹のワクチンを自治体が行っています。お近くの保健所に電話で問い合わせをしてみましょう。(産婦人科看護師)
風邪の予防と同じように、なるべく人ごみは避け、外出後はうがい、手洗いを励行しましょう。お子さんのオムツや排泄物の処理の際には、使い捨ての手袋を使用し、終わったら、他の物には触れず、すぐに手を洗いましょう。使った手袋はビニール袋に入れ、口をしっかり閉じて捨てましょう。(産婦人科看護師)
ご家族が感染したら、なるべく接触を避けなければなりません。風疹かなと思う症状が現れれば、すぐ病院を受診して下さい。市町村のHPなどで、風疹が流行していないかチェックしておくとよいでしょう。(産婦人科看護師)

妊娠初期に風疹にかかると、お腹の赤ちゃんが白内障や難聴になるなどのリスクが高まります。手洗いやうがいで予防に努め、家族の予防接種も行うといいでしょう。


2015/03/13

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