産後の骨盤

2017/01/11

産後の骨盤ベルトを着けないとどうなるの?

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産後の骨盤ベルトを着けないとどうなるの?

産後の骨盤矯正には、出産で緩んだ骨盤を支えてくれます。産後に骨盤ベルトを着けなかった場合、何か影響があるのか専門家に聞きました。

産後10カ月のママからの相談:「産後骨盤ベルトを着けなかったけど、大丈夫なの?」

1人目の出産では、子どもが大きく骨盤がかなり開き産後骨盤ベルト着けていましたが、あまり効果を感じませんでした。2人目の出産では子どもが小さかったこともあり、骨盤にも負担がないように感じて骨盤ベルトを着けずに10カ月過ごしました。現在特に体調不良はなく、健康な状態です。骨盤ベルトを全く着けなかったことで骨盤に何か影響はあるのでしょうか。ベルトを着けるべきだったのか気になっています。(30代・女性)

骨盤ベルトは矯正の効果があるが、必ずというわけではない

産後、骨盤が柔らかい内に矯正することで、骨盤の歪みによって起きる腰痛やその他の症状を予防できます。ただし骨盤ベルトの使用にはメリットとデメリットがあり、必ずしも使用しなければならないわけではありません。また、産後のママ全員が使っているわけでもありません。骨盤の緩みも、個人差がかなりあります。

産後の骨盤ベルトについては賛否両論があり、必ず必要なわけではありません。骨盤ベルトの使用で骨盤が安定し、緩みや歪みが改善され、腰痛や便秘・冷え症などのトラブルを予防・改善することが出来ます。ただし、誤った使い方をすると歪みを助長します。また、長期に使用すると骨盤周囲の筋力を弱め血行を悪くし、冷えなどのトラブルを招きます。(看護師)
現在体調に問題がなければ、ベルトを着ける必要はないでしょう。産後の骨盤の矯正は、骨盤の歪みによる腰痛や関節痛・下半身太り・姿勢が悪くなる・新陳代謝が悪くなる・尿漏れ・不妊の原因等を予防するためです。産後半年間はホルモンの影響で骨盤が柔らかい状態にあり、骨盤ベルトや矯正体操が効果的に作用する時期ですが、必ず使用しなければならないわけではありません。(産科婦人科・看護師)

尿漏れや腰痛がなければ心配はいらない。症状があれば早めに受診を

骨盤ベルトを使用しなくても、骨盤周囲の筋肉を鍛えることで骨盤を自然に元の位置に矯正できるようです。骨盤に歪みがあると、腰痛やその他のトラブルが起こります。症状があれば、早めに受診しましょう。

骨盤を支える筋肉は使うことで鍛えられ、筋肉が強化されることで骨盤が元の位置に戻ります。普段から正しい姿勢・歩き方・起き上がり方を意識し、適度に運動しましょう。骨盤ベルトを使用せず、運動やストレッチで体型が戻った方もいます。ご自身に合った方法を選択してください。もし腰痛や歩行時の違和感・便秘・生理痛の悪化などトラブルを自覚した際には、病院を受診することをお勧めします。(看護師)
普段から正しい姿勢を心掛け、家事や軽い運動で体を動かせば自然に戻ることもあります。尿漏れや腰痛、恥骨痛などの症状が出なければ骨盤ベルトを使用しなくても心配ないでしょう。(産科婦人科・看護師)

産後の骨盤矯正の方法は、骨盤ベルトだけではないので必ず着けなければいけないわけではありません。骨盤の歪みによる影響は様々ですが、産後10カ月が経過して体調が良いのであれば心配する必要はなさそうです。


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