多のう胞性卵巣症候群

おりものの量が気になる…多嚢胞性卵巣との関係は?

多嚢胞性卵巣症候群についてご存じでしょうか。卵巣の中に卵胞が複数でき、排卵障害の原因になります。今回の相談者さんも、生理不順で受診した際に多嚢胞性卵巣症候群と診断された一人です。無事出産には至ったものの、おりものの量と臭いに悩まされています。おりものの状態と多嚢胞性卵巣症候群には、何か関係があるのでしょうか。専門家に聞いてみました。

おりものについての相談:「おりものと嚢胞性卵巣との関係は?」

おりものの量が気になって1年中おりものシートを使用していますが、たまに嫌な臭いがする時があります。元々生理不順で、婦人科を受診した際に多嚢胞性卵巣と診断されましたが、おりものの量と関係があるのでしょうか。出産を経験していますが、妊娠中はおりものシートでは収まり切れない程の量が常に出ており、臭いも気になりました。出産には至ったものの、何か隠れた婦人病があるのではと心配です。 (30代・女性)

無排卵が原因かも。基礎体温をつけて排卵チェックを

多嚢胞性卵巣で無排卵となると、おりものが増える可能性はあるようです。基礎体温をつけて排卵が起きているかチェックしましょう。

多嚢胞性卵巣症候群のため、無排卵ではないでしょうか。基礎体温はつけているでしょうか。できれば基礎体温を測って、排卵が起きているか確認してください。(産科・婦人科看護師)
ホルモンの影響を受けので、全く関係ないことはないと思います。無排卵であれば卵胞ホルモンというものが過剰に分泌されますし、その影響でおりものの量は影響を受けます。しかし、おりものは膣の自浄作用を担っているので、原因はホルモンだけでなく体内に異物が侵入しようとした結果、多くなることもあります。(循環器内科看護師)
一般的におりものは生理周期によって変化し、生理後が一番少なくなります。生理周期に関係なくおりものが多い場合は、無排卵が考えられます。臭いに関しては、おりものシートをこまめに取り換えて、ウォシュレットやお尻ふきシートで清潔にし、陰部が蒸れないようにしてください。(産科・婦人科看護師)

量より色や形状に注意を。痛みや痒みがあれば病院へ

おりものは、量よりも色や形状の変化に注意が必要です。痛みや痒みがある時は早めに受診しましょう。

妊娠してもおりものの分泌量は増えますし、量だけでは一概に何の病気とは言い難いです。臭いが気になるようですが、色はいかがでしょうか。黄色い・緑色などの場合は、細菌感染が疑われますし、おりものがボソボソしたものになったり、ヨーグルトカスのようなものであれば何らかの異常が考えられます。自覚症状として排尿痛や下腹部痛、性交痛、痒みがあれば受診をお勧めします。(循環器内科看護師)
多嚢胞性卵巣症候群は、卵胞が育ちにくく、不妊の原因の一つです。治療によって妊娠は可能ですが、自然に排卵することが難しいため、ホルモンのバランスが崩れやすくなります。次のお子さんを希望されるのでしたら、早めに病院を受診した方が良いでしょう。(産科・婦人科看護師)

おりものの量は、多嚢胞性卵巣症候群と無関係とはいえないようです。原因を知るためにも基礎体温を測って、排卵が起きているかチェックしましょう。色や形状に異常があれば注意が必要ですので、早めに病院を受診しましょう。


2017/01/21

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