子どもの心

2017/01/20

甘えん坊でも大丈夫!自立のポイントは「ひとつずつ」(対象:2歳〜6歳)

この記事の監修/執筆

チャイルド・ファミリーコンサルタント浅古 尚子(あさこ なおこ)

甘えん坊でも大丈夫!自立のポイントは「ひとつずつ」(対象:2歳〜6歳)

チャイルド・ファミリーコンサルタント(CFC)の浅古尚子(あさこなおこ)です。単身赴任の夫と4歳の娘の3人家族、ワーキングマザーです。

年が明けると、あっという間に卒業・入園シーズンが来る感じがしますね。

お子さんが幼稚園・保育園に入園されるタイミングで、気になるのが、甘えん坊の我が子が、新しい環境や生活リズムにうまく馴染めるのかなあ、ということ。 「ちゃんと上履きは履けるかしら」「お弁当、食べきれるかしら」など、不安なことをあげればきりがありません。

でも、焦らなくても大丈夫!
子育ての専門家として、チャイルド・ファミリーコンサルタント(CFC)は、こうしたタイミングは、親子で育ち合うチャンス!とお話しています。

甘えが強い子でも、「ひとつずつ」なら必ずできる

まだまだ、甘えん坊の我が子。とはいえ、もっと自立させたい!と思うのが親心。そんな時、「すべてをできるように」と一気にやらせようとすると、なかなか上手く行きません。子どもは混乱しますし、親も「あれもできてない」「これもできていない」と、出来ていないことばかりに目がいって、ついつい子どもを叱ってしまうことに…。そこで、まずは「ひとつだけ」、親子で頑張ることを決めて取り組むことをオススメします。

たとえば、「靴を脱いだあと、そろえる」「ごはんを決めた時間に食べ終わる」「朝起きたら日めくりカレンダーをめくる」など。ママと、お子さんの間で、できるところから、お約束を決めてみましょう。ポイントは、「まずはひとつから」はじめることです。

こうした約束は、保育園入園の0、1歳さんにはまだ難しいこともあるかもしれませんが、たとえば「ごあいさつをしよう」など、ママの中でひとつ決めて意識してみましょう。

なぜそれをすると良いのかを「言葉かけ」で教えよう

例えば、「靴を揃える」ことについて。
玄関先で、お子さんにどんな「言葉かけ」をしていますか?

脱いだあとに、ぐちゃぐちゃのまま、お家に駆け込んでいたりしますか?
「もー、ちゃんとおくつそろえて!」とちょっと怒る派、ママが揃えてあげる派…色んなパターンがあるかと思います。

そんな時は、
「おくつ、そろえようね。そろえると、次に外に遊びにいくとき、すぐはけるよね!」と、揃えることの気持ちよさを意識して声がけしてみましょう。

もちろん「おくつそろっていると、気持ちがいいね」でも良いかと思います。ママと同じ気持ちを共有できるといいですね。

ポイントは、「それをすると、何が良いのか」をしっかりお子さんに「意識づけ」していく、ということです。お子さんには、まだ、「概念」がありません。何が良いのかわからないことが多いのです。

やみくもに叱ってしまうと、「じゃあ、ママの前だけでやろう、だって怒られるもん…」という気持ちになり、嫌々やるように。それだと、園でもきっとお靴をそろえて、下駄箱には入れることはできないですよね。どこにいても、できるようになるには、「これをすると、私・僕は気持ちいいんだなあ!」と思ってもらうことが大切です。

CFCではこれを、「自律ルール」と呼んでいます。いずれは、園でお友達と生活していくうえで、自分なりに気持ちのいいルールをお子さん自身が作っていけるようになるといいですよね。

うまく行った時がチャンス!良いところを具体的に言葉に出そう

同じように、「ごはんを決めた時間に食べ終わる」であれば、たまにうまくいった時に「今日は早く食べ終わったから、一緒にブロックできるね」とか「全部食べてくれて、お野菜さんも喜んでいるね」など。お子さんにとって何が気持ちいいか、ぜひ言葉に出してあげましょう。
普段はついつい、「できたねー」「早いねー」「すごいねー」などの言葉で褒めて終わってしまいがち…。何が良いかがわかるように、そこに一言プラスです!

親としても、ひとつの言葉がけで子どもの変化が見えると、次はこれにチャレンジしようかなあ、と思えるものです。 新しい生活になるタイミング、ぜひ、お子さんと自分との新しいルールづくりをしてみてはいかがでしょうか。 そして、「言葉かけ」によるお子さんの変化を楽しんでくださいね。

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