妊娠後期のむくみ

2017/01/31

妊婦のマッサージ、押してはいけないツボがあるって本当?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊婦のマッサージ、押してはいけないツボがあるって本当?

むくみが辛くマッサージ店に行ったところ、妊娠中は押してはいけないツボがたくさんあると言われ、不安になっている妊婦さんからの相談です。押してはいけないツボの存在について、また安全にむくみを解消する方法について、専門家の皆さんの意見を聞いてみましょう。

プレママからの相談:「妊娠中の脚のむくみについて、教えてください」

妊娠中後期になってむくみが酷くなり、足の痒みで寝られない日が多くなりました。お腹が大きく自分ではマッサージ出来ないためマッサージ店に行きましたが、妊娠中の方は押してはいけないツボが多数あるから強くは出来ないと撫でる程度のマッサージで、全く効果はありませんでした。そう言われてしまうと、自分でもマッサージするのが怖くなりしていません。着圧ソックスをして寝ていますが、あまり効果は出ていません。むくみを解消するには、どうすればいいでしょうか。(20代・女性)

子宮収縮に関係するツボのことだと思われます

子宮収縮に関係するツボというのは確かに存在し、それを押すと陣痛を誘発したり流産を起こすと言われています。ただし症例や医学的な根拠があるわけではなく、影響が未知数であるため避けたほうが安全とされているのが実際のところのようです。

妊娠中に押してはいけないツボというのは、子宮収縮に関係するツボのことを指しているのだと思います。強く押すことにより、陣痛を誘発することもあります。(内科看護師)
妊婦さんに押してはいけないツボは経穴ツボと言われ、肩の中央の部分・手の甲の親指の付け根のあたり・かかと・足首・膝の下の部分など複数の部分にあります。このツボを刺激すると、陣痛を誘発する、流産や早産を起こすと言われています。しかし、実際にマッサージで流産したというケースを見つけることが出来ず、信憑性があるかどうかは分かりません。(産科看護師)
マッサージに使用するアロマオイルの影響という意見もありますが、これも実際に流産した例はありません。私達も、妊婦さんのむくみの解消にリンパマッサージを勧めています。しかし妊娠中の体はデリケートですし、ツボ押しが妊婦さんにどのような効果をもたらすのかと考えると、100%安全とは言えません。(産科看護師)

塩分を控え、適度な運動や入浴後のマッサージを

むくみ対策の基本は、塩分を控えてカリウムを摂取すること、運動や入浴で血行を促進することです。足のツボ押しでなく、ふくらはぎのマッサージも効果的です。

足のむくみが酷い時は、塩分を控えた食事や適度な運動が効果的です。むくみは血行が悪くなっているため起こるので、運動で血流を促してあげればむくみが解消されるでしょう。ふくらはぎをパートナーの方にマッサージしてもらうことも、効果があります。入浴で体を温めた後に足をマッサージしてもらうと、むくみがとれて楽になります。また、寝る時に足を高くして寝るのも良いでしょう。(内科看護師)
カリウムを含む食品を摂ると、不要な塩分や水分が体外に排出されます。(産科看護師)

妊娠中に押してはいけないツボというのは、おそらく子宮の収縮に関係するツボのことと思われます。医学的な根拠はないものの、押すと陣痛や流産を誘発すると考えられているため避けられているようです。むくみ対策の基本は、塩分を控えた食事と適度な運動です。パートナーにふくらはぎをマッサージしてもらうのも良いでしょう。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

むくみ解消法について…あわせて読みたい

妊婦さんの多くが経験する「むくみ」の正体と、その解消法は?