発熱

1歳半以降、突発性発疹になる可能性はある?

乳幼児が突然高熱を出すと、とても心配になります。突発性発疹は乳児の高熱の一因ですが、1歳半を過ぎても発症しないことを不安に思うママに対し、看護師さん達はどのようなアドバイスをしているでしょうか。

1歳児のママからの相談:「突発性発疹について」

我が子は生まれてから特に病気をすることもなく、1歳を過ぎるまで熱らしい熱も出したことがありませんでした。そして1歳半になり、初めて高熱を出しました。初めての発熱は突発性発疹の可能性が高いと聞きますが、病院を受診したところ突発性発疹ではないと言われました。今後、突発性発疹に罹る可能性はあるでしょうか。それとも症状に気が付かなかっただけで、すでに感染していたということでしょうか。(40代・女性)

99%は1歳までに罹るが、1%は3歳までに発症する

突発性発疹の99%は1歳までに、残りの1%は遅くとも3歳までに発症するようです。通常高熱が数日続いたのち全身に発疹が出ますが、熱や発疹が軽く済む場合は突発性発疹と診断されないこともあります。感染したら、人との接触は避けて下さい。

高熱だけでは、突発性発疹と判断は出来ません。突発性発疹は赤ちゃんが初めて罹る疾患とも言われ、生後半年くらいで発症することが多く、0、1歳が99%を占めています。しかし1歳を過ぎて、遅くとも3歳までに発症することもあります。通常は40℃近い高熱が3~4日、場合によっては1週間続いた後、解熱してから全身に発疹が出ます。感染しても、稀に微熱程度で薄い発疹しか出ないこともあるようです。(産婦人科看護師)
発疹は、熱が下がった頃に胸・背中に出始め、その後顔・首・手足に広がっていきます。但し、発熱だけの場合・発疹だけの場合・感染しても症状が出ない場合など症状は多様です。突発性発疹は主に発疹が出ることで診断されるため、発疹が出ない症例の場合は風邪と診断されることもあるでしょう。(看護師)
感染力は弱いですが人にうつる疾患なので、発症した場合は他の人との接触を避けてください。保育園に通っている場合は、解熱して1日以上経過して全身状態が良いことが目安になります。(産婦人科看護師)

発熱は免疫力を高めていくための試練

生後6カ月以降、あるいは母乳の卒乳後はママからの免疫がもらえなくなるため、子どもは様々な病原体と戦いながら免疫力を高めていきます。発熱したら全身状態や症状をよく観察し、高熱が続いたり、いつもと様子が違う時は病院を受診しましょう。

今回の発熱は別のウィルス感染症であった可能性もありますが、断定は出来ません。生後6カ月を過ぎてからは、ママのお腹の中で胎盤を通してもらった免疫もなくなります。断乳・卒乳をした場合は、母乳からの免疫ももらえなくなります。これからは子ども本人があらゆる病原体と戦いながら自ら免疫力を高めていくので、発熱もそのための試練と言えるでしょう。(看護師)
発熱した時には、目・耳・鼻・口・手足などの全身の観察、咳や呼吸状態・鼻水などの症状の観察、ぐったりしていないか・食欲はあるか・けいれんは起きていないかなど状態を観察してあげましょう。もし40℃以上の高熱・3日以上続く発熱・発熱以外に症状がある場合には、病院を受診しましょう。(看護師)

突発性発疹の99%は遅くとも3歳までに発症しますが、熱や発疹が軽く済む場合は突発性発疹と診断されないこともあるそうです。発熱は子どもが免疫力を高めていくための試練ですが、発熱時は様子をよく観察して対処しましょう。


2017/02/01

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