痙攣(けいれん)

2017/02/01

熱性けいれんを起こす体温は何℃以上?

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熱性けいれんを起こす体温は何℃以上?

熱性けいれんとは、乳幼児に多い発熱時の一症状です。さほど高い熱ではないのに熱性けいれんを起こした我が子を心配するママに対し、看護師さんはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

1歳半のママからの相談:「熱性けいれんと体温について」

息子が1歳半頃のことです。平熱は36℃台後半ですが、ある朝測ると37.8℃ありました。子どもの熱は高めと聞きますし、元気だったので様子を見ていました。午後には平熱まで下がり、外出もしました。しかし夜に再び熱が上がってきたため寝かしつけようとしたところ、突然身体を突っ張って痙攣し始めたので救急車を呼びました。熱性けいれんとの診断でしたが、子どもの体温は何℃くらいから警戒すべきなのでしょうか。(40代・女性)

注意を要する高熱は38℃以上だが、熱を伴わないけいれんもある

一般的には38℃以上を高熱と判断しますが、他にもいつもと違う症状がないかも確認しましょう。また、発熱がないのにけいれんを起こす場合は別の病気の可能性もあるので、病院を受診し検査を受けてください。

一般的には37.5℃からを発熱、38℃以上を高熱と判断します。子どもの体温は高めですし、平熱が37℃の子は38℃でも微熱の場合があります。もし40℃近い熱でも、子どもが元気にしていればこまめに水分補給して様子を見て構いません。食べられるようなら、食事をしてもいいでしょう。熱が出てぐったりしている・食欲がなく水も飲めない・下痢や嘔吐を繰り返す・耳を痛がる・発疹が出ている等の症状があれば、病院を受診してください。(産婦人科看護師)
発熱がないのに再びけいれんを起こした場合は、病院を受診し検査を受けましょう。てんかんなど、別の病気かもしれません。単純性の熱性けいれんの場合はあまり心配いりませんが、てんかんの場合は治療が必要ですので今後も子どもの様子を観察しましょう。(看護師)

熱性けいれんは5分以内に治まることが多い。慌てず様子を見て

熱性けいれんは3歳までの子どもに多く、38℃以上の発熱時に起こります。体温だけでなく、子どもの状態を見ることも大切です。通常は5分で治まるので慌てず様子を見守り、5分以上続く・治まっても次のけいれんが始まる時は救急車を呼んでください。

熱性けいれんは生後6カ月~6歳くらいまでの子どもに起こり、3歳までに発症することが多いです。熱性けいれんを再発する子どもは30%程度で、ほとんどの場合は一度のみの発作となります。38℃以上の発熱時に起こり、熱の上がり始めに起こりやすいです。(看護師)
通常は5分くらいで治まります。周りの危険物を除去し、首の下に丸めたタオルを入れて気道を確保し、静かに様子を見守ってください。吐物があれば顔を横にして、喉に詰まらせないように気をつけます。顔を叩いたり身体を揺さぶったりすると、けいれんを助長させてしまいます。慌てずけいれんの時間を測り、5分以上続く場合や治まってもすぐに次のけいれんが始まるようなら、救急車を呼んでください。熱の高さではなく、子どもの状態で判断をしてください。(産婦人科看護師)

子どもの熱性けいれんは高熱時に起こりますが、発熱を伴わないけいれんは受診が必要のようです。熱性けいれんが起きたら慌てず様子を見て、5分以上続く・治まってもまた繰り返すようなら救急車を呼びましょう。


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