発熱

1歳、解熱剤を使い続けることに不安を感じます

高熱で苦しそうな子どもを見ていると、心配でたまらなくなります。数日高熱が続き、連続して解熱剤を使うことに不安を感じているパパから相談がありました。看護師さんは、どのように答えているでしょうか。

1歳児のパパからの相談:「5日前から高熱が出る度に解熱剤を使っていますが、大丈夫でしょうか?」

1歳の子どもが5日前から高熱を出し、小児科で抗生物質と坐薬を処方してもらい様子を見ています。高熱が出ると息が上がり、とても苦しそうです。坐薬を使用すると30分程で元気になり、起き上がって遊ぼうとします。しかし数時間経つとまたぐったりとする、という繰り返しです。高熱が出る度に6時間以上空けてから坐薬を使用していますが、坐薬は使い過ぎない方がいいと聞いたこともあります。使い続けて問題ないでしょうか。(30代・男性)

発熱時は様子をしっかり観察して

発熱していても元気であれば、解熱剤を使う必要はないようです。しかし、発熱が悪影響を与えることもあるためしっかり観察してください。

38℃以上の発熱でも、お子さんが元気にしていれば必ずしも解熱剤を使う必要はないと考えます。しかし、お子さんは自覚症状がない場合もありますし、高熱が続くと他の臓器にも悪影響を及ぼします。(看護師)
発熱すると体内のウィルスや細菌の増殖機能が低下し、白血球の働きや免疫機能が高まると言われています。そのため熱が上がっても、すぐに解熱させる必要はないと説明する病院もあります。子どもの場合、機嫌が良く・よく食べ・よく飲み、尿がちゃんと出ていれば、解熱剤を使わず様子を見てもいいでしょう。但し、高熱の上がり始めには熱性けいれんの発作が起こることがあるため、様子をしっかり観察する必要があります。(看護師)

動脈を冷やして解熱する方法も

解熱剤を使わずに熱を下げる方法について、アドバイスがありました。

解熱剤を使いたくないのであれば、水分補給をして手首やワキの下、鼠径部にある大きな動脈を保冷剤で冷やすと解熱効果があります。但し、体中の動脈を冷やすのではなくワキだけ、鼠径部だけと部分的に行ってください。急激な体温の低下はたくさんの汗をかき、脱水になることがあります。また保冷剤を使う時はタオル等で包み、長時間同じ部分を冷やすのは避けましょう。凍傷の恐れがあります。(看護師)

発熱を繰り返すようであれば、受診の検討を

高熱が下がらない場合や、元気がないなど再度の受診を検討する目安について教えてくれました。

発熱してから既に5日以上経っており、元気がなく・呼吸も苦しそうにしているということは、RSウイルス感染症などただの軽い風邪ではない可能性があります。風邪をこじらせ気管支炎・肺炎・中耳炎や、その他の発熱を伴う病気に罹っている可能性も考えられます。今回のように発熱の期間が長く元気がない場合は病院を受診し、適切な検査と診察を受けることをお勧めします。(看護師)
解熱剤は熱を下げるだけで、根本的な治療にはなりません。解熱剤を使用しても高熱を繰り返すようでしたら、病院を受診させてください。解熱剤を使う場合は熱が上がってからではなく、上がり始めに使用した方が効果があります。(看護師)

発熱していても元気があれば、解熱剤を使う必要がないようです。解熱剤に抵抗がある場合は、手首などの動脈を冷やすといいでしょう。高熱や、元気がない等の状態が数日続く場合は、再受診もご検討ください。


2017/02/02

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