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子どもの悪性リンパ腫の治療にはどんな方法がある?

小児がんのうち約10%を占める悪性リンパ腫。悪性リンパ腫の治療は、それぞれの病型により効果的な治療が異なります。副作用なども含め、子どもがどんな治療を受けるのかきちんと知っておきたいですよね。今回は、悪性リンパ腫の治療法を解説します。

悪性リンパ腫とは?

脾臓や扁桃、骨髄など病原体を排除する免疫機能を持つリンパ組織から発生する悪性の腫瘍を悪性リンパ腫といいます。リンパ組織は全身に存在するため、悪性リンパ種は全身のあらゆる場所に発症する可能性があります。症状が出にくく、特に異変をうまく伝えられない小さい子どもは発見が遅れがちになりますが、最近では治療成績が向上してきており、決して治らない病気ではなくなっています。
悪性リンパ腫は、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫の大きく2つに分けられ、そこから更に細かく分けられています。日本では、非ホジキンリンパ腫を発症するケースが圧倒的に多くなっています。

悪性リンパ腫の治療法

ホジキンリンパ腫の治療は、古典型ホジキンリンパ腫と結節性リンパ球優勢型ホジキンリンパ腫で治療方針が異なり、病気の進行具合によっても異なります。標準的な治療法としては、腫瘍箇所への放射線治療と複数の抗がん剤を組み合わせた多剤併用化学療法という2つの治療法があります。90%以上の患者に治癒が期待できるといわれています。しかし、数カ月・数年後に治療による副作用が出てくることがあるので、定期的に受診し検査を行うことが欠かせません。副作用としては、性成熟障害・不妊や成長障害、心臓・肺・甲状腺などの臓器障害などが挙げられます。

非ホジキンリンパ腫の治療も、病型によって異なります。ホジキンリンパ腫同様、放射線療法や化学療法、また正常な細胞を傷つけずに特定のがん細胞を識別したり攻撃する薬剤を用いる標的療法、血液中の抗体蛋白が過剰になり血液循環に影響を及ぼすようであれば血漿交換、患者の免疫力をつける生物学的療法などがあります。


2017/01/31

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