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2017/01/31

子どものアトピー性皮膚炎、検査の種類と費用の目安は?

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子どものアトピー性皮膚炎、検査の種類と費用の目安は?

アトピー性皮膚炎は、様々な原因が複雑に絡み合って起こります。治療において特に大切なのが、アレルゲン(アレルギーの原因)を見つけて除去することです。ここでは、アレルゲンの検査の種類や費用の目安を解説します。

アレルゲンを特定する検査にはどんな検査がある?

アトピー性皮膚炎の治療においては、まず検査で何がアレルギー反応を起こしているのかを見つけることが大切です。アトピー性皮膚炎はいくつかの因子が重なって起こることが多いと考えられていますから、この検査で全てが診断できるわけではありません。実施されることの多い検査や費用の目安は、以下の通りです。

・特異的IgE抗体検査
アトピー性皮膚炎の原因が疑われるアレルゲンを特定する、血中のIgE抗体の量を調べる検査で、体への負担が少ない検査法です。採血によって数種類のアレルゲンを同時に調べることができ、健康保険が適用されます。3割負担の場合、1項目(検査するアレルゲンの数)であれば1000円程度で受けられるようです。検査項目が多くなるほど、費用も高くなります。疑われるアレルゲンに対する症状がはっきりしていれば、この検査で診断が確定できますが、症状との因果関係がはっきりしていない場合は、詳しい検査へと進まなくてはなりません。

・皮膚テスト
複数の方法があり、考えられるアレルギー物質を皮膚内に針で入れて15分後の反応を見る方法(皮内テスト)、絆創膏などで皮膚に貼り付けて48時間後、72時間後に赤くなるかを判断する方法(パッチテスト)、皮膚の上に垂らしてから針で傷をつけ、15分後の反応を見る方法(プリックテスト)があります。こちらの検査も健康保険が適用され、1500~4000円程度です。

・食物負荷試験
アレルギーが疑われる食物を実際に摂取し、症状が出るかどうかを観察する検査です。強いアレルギー症状を起こす可能性もあるため、専門医の管理のもと実施されます。費用は2500~4000円程度必要になります。

また、最近ではIgG抗体検査も注目されています。IgEの検査は、即発型の食物アレルギーを調べるものですが、IgGの検査はアレルギーの症状が現れるまでに数時間から数日かかり、アレルギー反応も比較的弱い遅延型の食物アレルギーを調べるものです。遅延型アレルギーでも湿疹などの皮膚の症状が出ることがあるため、気になる場合は検査を受けてみてもいいかもしれません。ただし、保険が適用されないため、検査費用は安くても25000円程度必要になるようです。

まとめ
検査を受けてアレルゲンが特定できれば、それを除去するための治療を開始できます。しかし、1歳未満での血液検査ではアレルギー反応が出にくいこともあるので、医師とも相談し時期を見計らって検査・治療を行いましょう。


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