百日咳

2017/02/02

百日咳の治療と予防にかかる費用について

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百日咳の治療と予防にかかる費用について

百日咳はコンコンと短く切れる咳が止まらなくなる病気です。免疫のない乳幼児が発症するとチアノーゼやけいれんの後、死に至る危険性がある恐ろしい病気として知られています。今回は百日咳の治療法と、予防する際にかかる費用について解説します。

百日咳とは?

百日咳は百日咳菌やパラ百日咳菌が喉や鼻に侵入し、感染することで発生する感染症です。初めは風邪に似た症状が現れるため、特別な対処をせずに過ごす方が多いですが、次第に短く切れるコンコンという咳が止まらなくなり、呼吸困難に陥ることもあります。また、息を吸い込む際のゼーゼーという独特な音も特徴的です。

カタル期という初期の段階での抗生物質投与は有効ですが、咳が続くようになると抗生物質の効き目がなくなるため、対処療法しか治療法がありません。咳は2~3カ月で治まりますが、息苦しさから顔面の静脈圧の上昇、顔面浮腫、点状出血等の症状が現れます。

百日咳は年齢問わずに発症しますが、特にワクチンが未接種で免疫を持たない乳幼児にかかることが多いです。生後6カ月以下の赤ちゃんがかかると、無呼吸発作からチアノーゼに発展し、けいれんが生じたあと死に至ることもあります。

治療に関わる費用は助成金を受け取れる場合も

子どもが百日咳を発症した場合は、乳幼児医療費助成制度と呼ばれる助成金を利用できます。これは健康保険に加入しており、世帯所得が一定の上限額を下回っている場合に申請することが可能です。乳幼児の場合は、入院や外来治療に関する費用が公費負担になる場合がほとんどです。
詳しい申請方法や助成内容は自治体により異なるため、出産前に調べておき、出生届を出すタイミングで一緒に出せるよう準備を進めておきましょう。

費用をかけずに予防接種を受けることが可能

ある程度進行すると病原菌に直接効く治療法がないため、百日咳はしっかりと予防することが大切です。百日咳にはワクチンがあり、定期接種で受けられるため費用も掛かりません。百日咳のワクチンは四種混合ワクチンと呼ばれるもので、百日咳の他、ジフテリア、破傷風、ポリオの予防ができます。
生後3カ月から接種でき、3~8週間の期間を空けて連続して3回、3回目接種の1年後に4回目を接種します。定期接種の対象期間を過ぎると自己負担となるため、他の予防接種のスケジュールと合わせて漏れのないよう接種しましょう。


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