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ロタウイルス下痢症の予防接種にかかる費用

冬に幼稚園や保育園で集団感染しやすい感染症が、ロタウイルス下痢症です。激しい下痢と嘔吐を伴うロタウイルス下痢症は、重い脱水症を引き起こすこともあるため注意が必要です。今回はロタウイルス下痢症の予防接種にかかる費用について解説します。

重症化しやすいロタウイルス下痢症

幼稚園や保育園等で集団生活を送っていると、感染症気をつけなければなりませんが、季節により流行る病気の特徴があります。寒い時期に比較的流行しやすいのが、ウイルス性の胃腸炎です。胃腸炎を引き起こす主なウイルスは、以下の通りです。

◆ロタウイルス
◆アデノウイルス
◆ノーウォークウイルス(SRSV、通称ノロウイルス)

この中で子どもが特にかかりやすく重症化しやすいのが、ロタウイルスによる胃腸炎です。ほとんどの子どもが、5歳までにロタウイルスに感染するといわれています。ロタウイルスに感染すると1~3日の潜伏期間の後、発熱と共に激しい下痢と嘔吐が現れます。

特に下痢は特徴的で、水っぽく大量で便も白っぽくなることから白色便性下痢症と呼んでいます。病名はロタウイルス感染症やロタウイルス胃腸炎と呼ぶ方が一般的ですが、その症状の特徴からロタウイルス下痢症と呼ばれることもあります。

2011年から日本でもワクチンを摂取できるようになった

重症化すると命を落とす危険性があることから、2011年に日本でもワクチン接種が開始されました。現在は2種類のワクチンがあり、どちらも生ワクチンを直接飲んで接種します。予防接種を受けたからといってロタウイルス下痢症の発症を防ぐことはできませんが、重症化するのを予防することができます。

予防接種にかかる費用はどのくらい?

ロタウイルス下痢症の予防接種は定期接種ではなく、希望した場合にのみ受けることができる任意接種です。そのため、予防接種にかかる費用は自費になります。ワクチンの費用は1回1万~1万5,000円ですが、必要な接種回数や摂取可能時期が異なるため、希望する場合はかかりつけの医師に相談し、お子様に合った方を選択しましょう。

<まとめ>
激しい下痢と嘔吐が続くロタウイルス下痢症ですが、根本的な治療ができる抗ウイルス剤は存在しません。しかし、重症化すると重い脱水症やけいれん、脳炎等の合併症を引き起こすため注意が必要です。特に下痢や嘔吐により脱水症に至る場合が多く、点滴をしても改善が見込めず死に至ることもあります。特に乳児の場合は脱水症を引き起こしやすいため、こまめに水分補給して、少しでも様子がおかしい場合はかかりつけの医師に相談しましょう。


2017/02/04

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