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子どもがアデノウイルス感染症を発症。考えられる原因とは

子どもは大人に比べ、様々な病気にかかりやすいものです。特に夏は様々なウイルスや菌が繁殖しやすく、感染症が流行しやすい時期でもあります。アデノウイルス感染症も、代表的な夏風邪の一種です。今回は、アデノウイルス感染症の原因について解説します。

高熱が出るアデノウイルス感染症

子どもは大人に比べ抵抗力が低く、様々なウイルスや菌に感染します。アデノウイルス感染症も、子どもがかかりやすい病気として知られています。アデノウイルス感染症は夏風邪の一種で、38℃以上の高熱と咽頭炎、結膜炎、胃腸炎等を引き起こします。中でも咽頭結膜炎はプールで感染する場合が多いため、プール熱とも呼ばれています。

高熱と喉の痛みから食欲が落ちることも多く、食べ物を上手く食べられない場合は点滴により栄養補給することもあります。また、脱水症を引き起こす場合があるため、水分補給を意識的に行うことが重要です。喉の痛みが強い場合は、水よりも体内への吸収率が高い経口補水液を飲ませましょう。

アデノウイルス感染症の原因

アデノウイルス感染症のウイルス型は約50種類あるといわれており、一度感染し抗体ができても全く同じウイルスに感染しない限りは免疫がつかないため、再び高熱等の症状を引き起こします。どの型のアデノウイルスに感染したかにより、症状に若干の違いが見られます。主な症状とそれに対するウイルス型は、以下の通りです。

◆肺炎・・・7型
◆咽頭結膜炎・・・3型、4型、7型等
◆嘔吐、下痢、腸重積・・・31型、40型、41型等
◆目の充血、目やに、目痛・・・8型、19型、37型等
◆血尿、頻尿、排尿痛、残尿感・・・11型、21型

感染力が強いため、家族間感染には注意が必要

アデノウイルスは口や鼻の粘膜、目の結膜から侵入し感染、増殖します。感染者の鼻水やくしゃみからの飛沫感染が特に多いですが、目やにや便から感染することもあり、強い感染力が特徴です。一度感染すると喉には約7~14日間、便はさらに長く約30日間ウイルスが留まるため、家族で感染者が出た場合は排泄物の扱いには特に注意が必要です。

赤ちゃんがアデノウイルスを発症した場合は、オムツ替えの際に使い捨てのビニール手袋を装着し、オムツと一緒に処分しましょう。また、タオルは共用せず、使い分けてください。アデノウイルスは非常に感染力の強いウイルスです。家族全員が感染しないように、予防に努めましょう。


2017/02/04

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