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子どもが感染しやすいプール熱の原因

プールの水を介して感染することから、プール熱と呼ばれている咽頭結膜熱という感染症があります。プール熱は感染力が強く、適切な対処をしなければ家族や保育園など集団生活をしている場で広がる危険性があります。今回は、プール熱が発生する原因について解説します。

プール熱とは?

プール熱は子どもの間で感染しやすい病気です。通常夏頃に流行するため、7?8月がピークと言われていますが、2003年から冬季にも流行するようになったと言われているため、流行する季節というのが特になく、どんな時期にでもかかる可能性が十分にあります。プールの水を介して感染すると言われていますが、その感染経路以外にも飛沫感染や接触感染などによっても感染すると言われています。また、感染力が非常に強く、保育園や幼稚園で感染者が一人出ると周りにどんどん広がっていきます。

プール熱の症状は、始めに39℃を超える発熱が生じます。日中は体温が下がるのに、夕方また上がるなど安定せず上下する場合が多いです。発熱は約5日間続き、長い場合は1週間に及ぶこともあります。その他の症状として喉の痛み、咳、鼻水、扁桃炎があります。

プール熱の原因

プール熱の原因は、アデノウイルスです。アデノウイルスには複数の型がある為、プール熱とひと言でいっても様々な症状が現れます。特に多くみられる症状は扁桃炎であり、高熱を伴うものが多いようです。プール熱は、感染者の咳やくしゃみにより飛び散ったアデノウイルスを吸い込むことで感染します。便の中にも含まれており、手を介して感染することもあります。

プール熱の対処法

プール熱の原因となるアデノウイルスに直接効く特効薬はありません。治療は、対症療法を中心に行います。目やにが多い場合は、ガーゼを水で濡らしこまめに拭き取り清潔にしましょう。結膜炎を伴うプール熱は、始めに眼科と小児科どちらを受診すれば良いのか迷う方もいるかもしれません。始めは小児科を受診しましょう。眼科は小児科の医師の指示に従い、必要に応じて受診しましょう。

プール熱は感染力が非常に強い為、平熱になっても2日間は保育園や幼稚園に行かず自宅で様子を見てください。また、家の中でも、タオルや洗面器は他の家族と分ける必要があります。洗濯も別々に行ってください。特に乳幼児の場合は、症状が治まった後約1カ月は便や唾液の中にウイルスが潜伏しています。乳幼児のおむつ替えをした後は、石鹸でしっかり手を洗ってください。

プール熱の原因となるアデノウイルスは、感染力が非常に強いウイルスです。独自の判断で対応せず、かかりつけの医師の指示に従いましょう。


2017/02/06

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