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保育園や幼稚園で感染するプール熱の治療法

保育園や幼稚園からもらってくることが多い感染症の一つが、プール熱です。プール熱は感染力が強く、保育園などで1人が感染すると瞬く間に広がります。プール熱は治療に専念するとともに、自宅での過ごし方にも注意が必要です。今回は、プール熱の治療法とその際の注意点について解説します。

プール熱とは

プール熱はアデノウイルス感染症のうち、結膜炎と扁桃炎を伴うもので、咽頭結膜熱と呼ぶこともあります。夏風邪の一種であり、アデノウイルスに感染している目やにや喉の分泌物、便などを介して感染する接触感染です。飛沫感染もあり得るため、感染力の強い病気として知られています。プールを介して感染することが多いため、プール熱という名で呼ばれています。

潜伏期間は約1週間で、主な症状は高熱、扁桃炎、結膜炎です。結膜炎は白目やまぶたの裏が充血し、大量の目やにが出ます。乳児の場合は、結膜炎よりも下痢や嘔吐等の症状の方が目立って現れる場合もあります。

治療は対症療法が中心

残念ながら、アデノウイルスに直接効果を発揮する薬はありません。治療は主要症状を軽減し、自然治癒力を高める対症療法を行います。プール熱による結膜炎に対しては、二次感染を予防するために抗生物質入りの目薬を使用する場合もあります。目やにが大量に出る場合は、清潔なガーゼを水で濡らし、こまめに拭き取ってください。

プール熱は結膜炎が発生するため、症状が現れた際に眼科と小児科のどちらに行けば良いのか迷うママも多いです。アデノウイルスの感染により結膜炎が生じているので、まずは小児科を受診しましょう。眼科は小児科で診てもらった後、医師が必要と判断した場合に行くとよいでしょう。

治療以外の注意点

強い感染力を持っているため、熱が下がった後も2日は保育園や幼稚園には行かず、自宅で安静にしてください。復帰時期については医師に相談して決めましょう。

ウイルスは、約1ヶ月は便や尿に潜伏しています。自宅でもタオルなど直接肌に触れるものは、他の家族と共用しないようにしましょう。洗濯も別にし、寝室を分けられる場合は分けた方がいいです。

また、プール熱は喉の痛みを伴い脱水症状に陥りがちです。夏は特に脱水症状を引き起こしやすいので、意識的に水分補給を促してください。

プール熱を引き起こすアデノウイルスに効く特効薬はなく、自己治癒力を高めて治療に専念するしかありません。プール熱は感染力が強く、家族間で感染するリスクもあります。治療だけでなく、家族に感染しないよう家での過ごし方も気をつけましょう。


2017/02/06

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