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2017/02/06

子どものはしかの治療法

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子どものはしかの治療法

はしかは高熱や咳、発疹などの症状が現れる病気です。感染力が非常に強く、重症化すると命の危険に至ることもあります。今回は、はしかの治療法について解説します。

はしかとは?

はしかは麻疹ウイルスが原因で起こる非常に強い感染力を持つ感染症です。潜伏期間は10?12日あり、発症すると発熱、咳、鼻水、流涙等の症状が初めに出ます。その後、全身に発疹が出現し、咳等の症状がより強く現れます。
似た症状が現れる子どもの病気として風疹、突発性発疹、猩紅熱(しょうこうねつ)等がありますが、子どもの場合はコプリック斑が一つの診断基準になります。コプリック斑とは、頬の内側の臼歯近くの粘膜に出現する小さい白斑です。コプリック斑は発疹が出現する前に現れる場合が多く、これにより早い段階での診断が可能です。

はしかの治療法

はしかの原因となる麻疹ウイルスに対する特効薬はありません。発病した場合は出現している病状を抑え、自己治癒力を高める対症療法を行うことになります。安静にしたうえで水分補給、栄養補給、解熱剤や鎮咳薬(ちんがいやく)の服用を行います。

また、症状が出現していなくてもはしか感染者に接触した場合は接触から72時間以内のワクチン接種、または、4日以上6日以内にγ-グロブリンというウイルスを退治する薬を注射し、予防と軽症化に努めます。γ-グロブリンは血液製剤のため、使用する際はお医者さんと十分に相談してからの使用となります。はしかの原因となる麻疹ウイルスは感染力が非常に強く、少し離れた所にいても空気を介して感染するリスクがあります。また、これらの方法をとったとしても、確実にはしかの発症を防げるというわけではありません。

まずは予防接種を受けることが大切

はしかは合併症を生じる場合が多く、全体の約30%の人が気管支炎や肺炎、脳炎を併発します。肺炎や脳炎により死に至る場合もあります。
また、はしかは感染した5?10年の潜伏期を経て、亜急性硬化性前脳炎という難病を発病するリスクがあることもわかっています。亜急性硬化性前脳炎とは知能障害と痙攣により発病が判明する病気で、具体的な治療法が見つかっていない病気です。

はしかは予防接種をしておくことで感染した際の重症化を防ぐことができます。まずは予防接種を受け、感染リスクを抑えましょう。

<参考URL>
http://www.know-vpd.jp/vpdlist/hashika.htm


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