病名・症状から探す

2017/02/07

子どもの急性脳症の治療方法

この記事の監修/執筆

専門家監修記事

子どもの急性脳症の治療方法

急性脳症は、インフルエンザに感染した場合や低血糖症等により脳がむくんで痙攣や意識障害、発熱等の症状が起こる病気です。急性脳症は重症化すると死に至ることもある為、できるだけ早い段階で治療を開始する必要があります。今回は、急性脳症の治療方法について解説します。

急性脳症とは?

脳がむくみ、痙攣や意識障害等の症状が現れる病気です。急性脳症は痙攣や意識障害の他、発熱、下痢、嘔吐、異常な興奮等が起こることもあります。はじめは元気がなくなり、明らかにいつもより元気がなく、いつもの様子と何か違い、痙攣や意識障害に至ります。痙攣と意識障害が生じると症状は長く続き、後遺症として重度の運動障害が残ることがあります。また、死に至ることもあります。

急性脳症の治療方法

急性脳症の診断は、現れた症状の他に髄液検査やMRI検査、脳波検査などを行い診断されます。原因が多岐にわたる為、特定するために血液検査、尿検査、心電図検査等が必要になることもあります。

治療には全身管理が必要である為、原則としては入院して治療に専念します。痙攣が長く続いている場合は、抗痙攣薬を投与します。感染症等の原因疾患がある場合は、その治療と共に脳浮腫の治療を行います。脳浮腫の治療には輸液制限、グリセリン、果糖の点滴等を用います。痙攣と意識障害の症状が長引けば長引くほど後遺症のリスクが高まる為、迅速な処置が求められます。

急性脳症の原因

急性脳症は、ウイルス感染により脳に障害が起こることで発生するものがほとんどです。ウイルス感染として挙げられるものはインフルエンザ、HHV-6、ロタウイルス等があります。その他にも低酸素症、低血糖症等による脳のエネルギー不足、先天性代謝異常症、肝不全、糖尿病等による代謝物質の増加、電解質異常等による神経伝達物質の抑制などが原因になります。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加