脱水症

2017/02/07

子どもは特に注意すべき脱水症~その原因と主な症状~

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子どもは特に注意すべき脱水症~その原因と主な症状~

体液が減少しめまいや頭痛、嘔吐、痙攣等の症状を引き起こす脱水症は大人よりも子どもの方が発症しやすい病気です。これは体内に占める水分量の違いが関わっています。今回は、子どもの脱水症の原因と主な症状について解説します。

脱水症とは?

人間の身体の半分以上を構成している液体が体液です。体重に占める体液の割合は成人の場合約60%、乳幼児の場合は約70%に及ぶといわれています。脱水症に陥ると栄養素や酸素を摂り込めなかったり、老廃物の排出ができない、体温のコントロールができないなどの障害が発生します。
脱水症は正しい治療を受けないまま放置すると、命に関わる病気に発展することもあります。

脱水症が起こる原因と主な症状

体調不良に陥り、飲み物や食べ物の摂取量が減ると体内に取り込む水分量が減少します。また、発汗、下痢、嘔吐や出血などで水分が体外へ出ていくこともあります。この様に、取り入れた水分量と外に出ていく水分量のバランスが取れなくなることが原因で、脱水症が引き起こされます。

脱水症は軽度の場合はめまいやふらつき程度で済みますが、症状が進むと頭痛、悪心、意識障害、嘔吐、痙攣等の症状を引き起こすこともあります。また、汗や尿の量が減る為体温は上昇し、重度の場合は臓器の血流が減って臓器不全などに陥りショック状態になることもあるため注意が必要です。

子どもは脱水症になりやすい

子どもは成人に比べ体重に占める水分量が多く、細胞外にある水分量も多い為、脱水症になりやすいです。特に発熱症状が出ている時や嘔吐や下痢をした時、暑い日に屋外で遊んでいる時は脱水症を発症していないか常に注意することが必要です。脱水症の有無を判断するポイントは、以下の3点です。

◆排尿回数がいつもより少なくないか
◆唇や口腔内が乾燥していないか
◆手足が冷たくないか

排尿回数が少ないなど体液の排出量が減っている場合は、脱水症に陥っている可能性が高まります。また、唇や口腔内、皮膚の乾燥や手足が冷たくなるなどの症状も脱水症に見られる代表的な症状です。この他、中等度の脱水症では体重が普段に比べ約3%以上減少する場合があります。

大人より体内に占める水分量が多い子どもは、脱水症になりやすいです。脱水症の原因は外に出ていく水分量より体内に摂り入れる水分量が少ないことが原因です。脱水症を防ぐためにも、積極的な水分摂取を心がけましょう。


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