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2017/02/08

呼吸が苦しくなる小児喘息の原因

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呼吸が苦しくなる小児喘息の原因

乳幼児に発症する小児喘息は、特徴的な呼吸音や呼吸困難の症状が現れる病気です。ここでは、小児喘息を引き起こす主な原因であるアレルギー物質や、悪化要因について解説します。

「ヒューヒュー」という呼吸音は小児喘息かも?

小児喘息は乳幼児に発症する喘息です。小児喘息は呼吸をする時に「ヒューヒュー」「ゼイゼイ」という音(喘鳴:ぜんめい)があり、呼吸困難を伴うことが多いです。

このような喘鳴が起こるのは、気管支が狭くなっていることが原因です。気管支は空気の通り道であるため、狭くなると呼吸しづらくなる他、分泌物が通過しづらくなり痰が増えます。

小児喘息はアレルギー物質が原因で起こりやすい

小児喘息で気管支が狭くなる原因は、主に気管支の炎症が考えられます。気管支の炎症は、アレルギーの原因物質を吸い込むことによる気管支の粘膜の免疫反応により引き起こされます。

小児喘息を引き起こす原因となる、主なアレルギー物質を以下に挙げます。

・ ダニ
・ ハウスダスト
・ 花粉
・ ペットの毛
・ カビ

アレルギー物質が気管支に侵入すると、気管支の粘膜の細胞からヒスタミンという物質が発生し、粘膜が腫れやすくなります。病院で検査をし、小児喘息の原因物質が明らかになった場合は、子どもの周囲から除去しましょう。

ウイルス・気候変化・排気ガスにも注意

小児喘息の発作を悪化させやすい原因は、アレルギー以外に以下のものが挙げられます。

・ ウイルスへの感染
・ 気温や気圧の変化
・ 大気汚染(タバコの煙や排気ガス)
・ 疲労やストレス

アレルギー物質と同様に、風邪などのウイルスも気管支の粘膜に炎症を起こします。小児喘息の体質をもつ子どもは気道が過敏なタイプが多く(気道過敏症)、気温・湿度・気圧の変化が大きい時に発作が起こりやすいため、季節の変わり目や台風が多い時期は特に注意が必要です。

また、運動により小児喘息が誘発されるケースもあります。特に、乾燥して冷たい空気をたくさん吸い込むと発作が起こりやすい傾向があるため、冬場に外で遊ぶ時はマスクをさせるなど注意しましょう。

<まとめ>
乳幼児に発症する小児喘息は、「ヒューヒュー」「ゼイゼイ」といった喘鳴や呼吸困難が特徴です。このような症状は、気管支の粘膜の炎症により空気の通り道が狭くなることにより引き起こされます。主な原因は、ダニ・ハウスダスト・カビなどのアレルギー物質と考えられています。また、ウイルスや気候変化、大気汚染も小児喘息を悪化させやすい原因です。喘息の症状がある場合は、アレルギーの原因となる物質を除去しましょう。


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