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2017/02/09

乳幼児に発症する川崎病の原因とは?

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乳幼児に発症する川崎病の原因とは?

川崎病は乳幼児に発症する病気の一つです。進行すると命に関わることがあるため、要注意です。ここでは、川崎病を引き起こす原因や症状について解説します。

全身の血管が炎症を起こす川崎病

川崎病は、4歳以下の乳幼児に発症することが多い病気です。発見者である川崎富作博士にちなんで川崎病と呼ばれています。
川崎病の特徴は、全身の血管が炎症を起こすことです。心臓に酸素や栄養を供給している冠動脈に炎症が起こると、冠動脈瘤(かんどうみゃくりゅう)というコブのようなものができます。冠動脈瘤は将来的に心筋梗塞を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

川崎病の原因は免疫システムの過剰反応?

川崎病の明確な原因はまだ解明されていませんが、これまでの研究では、以下のような原因が関係するのではないかと考えられています。

・ 細菌やウイルスへの感染
・ 環境物質の刺激
・ 遺伝的な素因

細菌やウイルスが体内に侵入すると、免疫システムの働きにより白血球が増加し撃退しようとします。しかし、免疫システムが過剰に作用すると白血球が炎症物質を過剰に分泌し、血管壁に炎症を引き起こします。このように、何らかの原因で免疫システムの過剰反応が起こり、自分自身の体の組織を攻撃対象にしていることが原因です。

川崎病の特徴的な症状

川崎病の原因は明らかになっていないため、根本的な治療方法は確立されていません。そのため、症状を緩和させる対症療法が行われることが多いです。

川崎病には、以下のような特徴的な症状がみられます。

・ 38度以上の高熱が5日以上続く
・ 発疹
・ 両目が赤くなる
・ 唇が赤くなり、舌の表面に赤いブツブツができるイチゴ舌になる
・ 首のリンパ節が腫れる
・ 手足の指先が腫れる

<まとめ>
全身の血管が炎症を起こす川崎病は、4歳以下の乳幼児に発症することが多く、進行すると冠動脈瘤ができる可能性があります。川崎病の原因はまだ解明されていませんが、免疫システムの過剰反応により酵素が大量に分泌され、血管壁に炎症を起こしているのではないかと考えられています。根本的な原因が明らかになっていないため、治療は主に対症療法が行われます。


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