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2017/02/10

免疫力が低い子どもに多い急性扁桃炎の原因・症状

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免疫力が低い子どもに多い急性扁桃炎の原因・症状

急性扁桃炎は、乳幼児や学童期の子どもに多くみられる病気です。急性扁桃炎を引き起こす原因には、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、急性扁桃炎の原因や症状、注意点について説明します。

急性扁桃炎を引き起こす原因とは?

急性扁桃炎は、喉の入り口付近の左右に1つずつある口蓋扁桃が炎症を起こす病気です。乳幼児や学童期の子どもに発症することが多く、口蓋扁桃は加齢に伴い小さくなるため、高齢者が発症するケースは少ないです。

急性扁桃炎の原因は、主に以下の細菌やウイルスへの感染です。

<細菌>
・ 溶血性連鎖球菌
・ インフルエンザ菌
・ 黄色ブドウ球菌
・ 肺炎球菌

<ウイルス>
・ アデノウイルス
・ 単純ヘルペスウイルス
・ エコーウイルス
・ コクサッキーウイルス
・ EBウイルス

元々体内には常在菌が生息しており、外からの細菌やウイルスの侵入・増殖を防いでいます。しかし、免疫力が低い子どもは、疲労などで体力が低下していると病原体が増殖しやすいです。この時、口蓋扁桃が細菌やウイルスを撃退するために活性化し、炎症を引き起こすことが急性扁桃炎の原因と考えられています。

急性扁桃炎はこんな症状が現れる

細菌やウイルスが増殖し急性扁桃炎になると、どのような症状が現れるのでしょうか。主な症状を以下に挙げます。

・ 発熱
・ 喉の腫れや痛み
・ 頭痛
・ 悪寒
・ 倦怠感

38度以上の高熱が出るケースがほとんどですが、微熱程度で済む場合もあるようです。また、扁桃に白い膿のような滲出物(しんしゅつぶつ)が付着したり、首のリンパ節が腫れることもあります。

扁桃周囲炎や扁桃周囲膿瘍に注意

急性扁桃炎が悪化すると、炎症が口蓋扁桃の周辺に広がる扁桃周囲炎や、口蓋扁桃の周辺に膿が溜まる扁桃周囲膿瘍(のうよう)を引き起こすことがあります。
扁桃周囲炎や扁桃周囲膿瘍を併発すると、強い痛みを伴うため口を開けられず、水を飲むことや食事をすることが困難になります。

また、急性扁桃炎を繰り返すと慢性扁桃炎に移行する恐れがあるため、早期に治療を受けましょう。

<まとめ>
急性扁桃炎は、免疫力の低い子どもに発症する感染症の一種です。細菌やウイルスへの感染に伴い、喉の入り口付近にある口蓋扁桃が炎症を起こすことが原因と考えられています。発熱や倦怠感、喉の腫れ・痛みなどの症状が現れ、悪化すると扁桃周囲炎や扁桃周囲膿瘍を併発することがあるため注意が必要です。


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