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子どもの「急性扁桃炎」を治療する方法

子どもに発症する急性扁桃炎は、重症化しやすいため早期に適切な治療を受けることが大切です。ここでは、急性扁桃炎の原因や症状など基本的な概要と共に、代表的な治療方法や日常生活におけるケアのポイントについて解説します。

急性扁桃炎は早期に治療することが大切!

急性扁桃炎は、喉の入り口付近にある口蓋扁桃というリンパ組織が炎症を起こす病気です。原因の多くは細菌やウイルスへの感染によるものであり、主に以下のような原因菌が挙げられます。

・ 溶血性連鎖球菌
・ インフルエンザ菌
・ 肺炎球菌
・ 黄色ブドウ球菌
・感冒ウイルス

口蓋扁桃には、細菌やウイルスが体内へ侵入するのを防ぐフィルターのような役割があります。しかし、免疫力が低下して白血球の働きが弱くなっていると、菌が増殖し扁桃が強い炎症を起こすことがあります。

急性扁桃炎の代表的な症状は、発熱や倦怠感、喉の痛みなどです。飲み込む時に喉の痛みを感じる嚥下痛(えんげつう)を伴うと、経口摂取が困難になり脱水症状を引き起こすことがあるため、早期に適切な治療を受けることが重要です。

急性扁桃炎の症状を抑える治療方法は?

急性扁桃炎の治療は、以下のような方法で炎症や発熱などの症状を抑えます。

・ 抗生物質
・ 消炎鎮痛剤
・ うがい薬

適切な抗生物質を選択するために、扁桃の細菌を採取して培養検査を実施することもあります。また、炎症が強い場合や脱水症状がみられる場合、抗生剤を用いた静脈注射や点滴治療が行われることもあるでしょう。

喉の乾燥を防ぐケア方法を実践しよう

急性扁桃炎を悪化させないために、日常生活においては喉の乾燥を防ぐことが大切だといわれています。子どもが扁桃腺炎を発症したら以下のことを実践し、喉の乾燥を防ぎましょう。

・ 十分な水分補給
・ こまめなうがい
・ 室内の加湿
・ マスクの着用

急性扁桃炎が悪化すると、扁桃の周りに炎症が広がる扁桃周囲炎や、扁桃の周りに膿が溜まる扁桃周囲膿瘍(のうよう)を発症することがあります。扁桃周囲膿瘍になると、膿を除去するために外科的な治療を要するため、急性扁桃炎が悪化しないよう適切な治療と共に日常的なケアを心がけましょう。

<まとめ>
急性扁桃炎の治療方法は、抗生物質や消炎鎮痛剤などによる薬物療法が行われることが多いです。また、日常生活においてはこまめな水分補給やうがいの他、室内の加湿やマスクの着用により喉が乾燥しないようケアすることが、重症化を防ぐポイントです。


2017/02/10

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