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小児の発症例があるギラン・バレー症候群の治療方法

ギラン・バレー症候群は神経に障害が起こり、知覚障害や運動障害を引き起こす病気です。ここでは、ギラン・バレー症候群の検査方法や治療方法について解説します。

ギラン・バレー症候群の診断に必要な検査例

ギラン・バレー症候群は、神経に障害が起こり知覚障害や運動障害が現れる病気です。人口10万人あたり年間1?2人が発症すると推定されており、稀な病気です。

ギラン・バレー症候群が疑われる場合、以下のような検査が行われます。

【髄液検査】
腰椎の間から注射針を挿入して髄液を採取し(腰椎穿刺:ようついせんし)、細胞数や糖・タンパクの量などを調べます。

【血液検査】
ギラン・バレー症候群を引き起こす可能性があると考えられている自己抗体の抗糖脂質(こうとうししつ)抗体の有無を確認します。

【神経伝達検査】
末梢神経に電気刺激を与え、末梢神経における伝導スピードを測定します。

このような検査を実施し、専門医が総合的に診断します。

ギラン・バレー症候群はどのように治療する?

ギラン・バレー症候群は、原因やメカニズムが解明されていないため、治療方法は確立されていません。ギラン・バレー症候群と診断されると入院し、以下のような治療を行います。

【血漿(けっしょう)交換療法】
血液から赤血球や白血球などの血球を除去した血漿を、遠心分離器などで分離し、さらに血漿に含まれている有害物質を除去した上で体内に戻す。

【免疫グロブリン療法】
免疫反応の抗体である免疫グロブリンというタンパク質を、血液製剤として投与する。

ギラン・バレー症候群の症状が現れてから1?2週間で治療をスタートすると、多くの患者に改善効果が現れます。急性期を過ぎた後に筋力低下が続く場合、リハビリテーション療法を要することがあります。

<まとめ>
ギラン・バレー症候群が疑われる場合、髄液検査や神経伝達検査などが行われ、この病気と診断されると入院を要することがあります。治療方法は確立されていませんが、血漿交換療法や免疫グロブリン療法が用いられるケースが多いです。


2017/02/10

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