自閉症

自閉症児の治療にはどんなことが行われている?

自閉症は発達障害の一つで、他の子どもや大人と上手にコミュニケーションをとることができない、意思を言葉で伝えることができないなどの行動が見られます。3歳頃までに社会性・コミュニケーション能力・こだわりといった3つの自閉症の特徴的な症状が見られた場合、自閉症であると診断されます。ここでは、自閉症の治療について解説します。

自閉症の治療

自閉症を治癒する薬や手術など、有効な治療法はまだ見つかっていません。しかし、療育(治療教育)や環境を整えることによって症状を緩和することは可能となっており、本人や家族の負担を軽減することができます。世界的に行われている自閉症の治療方法として、応用行動分析(ABA:Applied Behavior Analysis)、米ノースカロライナ州で実施されている、自閉症等コミュニケーションに障害のある子ども達やその家族への包括的対象プログラム(TEACCH:Treatment and Education of Autistic and Comunication handicaped Children) 、言語聴覚療法、作業療法、ソーシャルスキルトレーニングなどが挙げられます。特に応用化学分析は化学的に特に効果的であると証明されたため、世界中から注目を集めています。

自閉症の療育では、子どもが自分から話せるようにする、言葉・行動を絵などの視覚的手段を使って理解しやすくする、コミュニケーションをとりやすくする練習をしていきます。漢方薬などの薬物療法が行われることもありますが、主要な治療法というわけではなく、療育しやすい状態にすることを目的に用いられているようです。

自閉症は睡眠障害や精神病様症状などを併発するため、それらに対する治療が必要となることもあります。睡眠障害については、日中できるだけたくさん体を動かして、夜すぐ入眠できるような工夫が必要です。それでも改善されない場合は、薬物治療が行われます。学校や職場でストレスを受け精神病様症状が見られる場合は、抗精神病薬などが処方されます。また、自閉症患者の約20~30%は成人するまでにてんかんの発作が起こることがあり、発作を繰り返すようであれば、てんかんの治療も必要となります。

まとめ
今後、自閉症に関する研究が更に進められていけば、有効な薬なども開発されていくかもしれません。有効な治療法が見つかることを願うのと同時に、自閉症が少しでも多くの方に理解され、自閉症の子どもたちが生き生きと暮らしていけるような社会を作っていきたいものですね。


2017/02/12

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