風疹

2017/02/15

風疹の治療と予防。子どもだけでなく妊婦も注意したい理由

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風疹の治療と予防。子どもだけでなく妊婦も注意したい理由

赤ちゃんが受ける予防接種の一つに、MRワクチンがあります。これは麻疹と風疹に対するワクチンで、第一期は1歳を迎えてすぐ受けることが推奨されています。風疹は子どもだけでなく、妊婦さんも注意が必要な病気です。今回は、風疹の治療と予防について解説します。

風疹とは?

風疹はウイルス性の発疹症です。主な症状は以下の通りです。

◆発熱
◆赤い発疹
◆リンパ節の腫れ
◆関節痛

症状は発熱と発疹がほぼ同時に出るのが特徴で、発熱がはじめに起こり、その後小さな赤い発疹が顔から順に出始めます。発疹は全身に広がり、耳の後ろにあるリンパ節が腫れます。

妊婦さんが感染すると赤ちゃんに影響がある

妊娠20週頃までの妊婦さんが風疹に感染すると、お腹の赤ちゃんに影響が及び、赤ちゃんが先天性風疹症候群を発症する場合があります。先天性風疹症候群の主な症状は、以下の通りです。

◆先天性心疾患
◆難聴
◆白内障

感染時期により、症状の種類や症状の重さには違いがあります。また、先天性異常以外にも生後以下の症状が現れることもあります。

◆低出生体重児
◆血小板減少症
◆溶血性貧血
◆間接性肺炎
◆髄膜脳炎
◆進行性風疹前脳炎
◆糖尿病

風疹の治療法

発熱や関節痛に対しては解熱鎮痛剤を使用されるものの、病原体そのものを取り除く根本的な治療法はありません。風疹は感染しても症状が出ない人がいるだけでなく、発疹等の症状が出る約1週間前から感染力があります。感染力はそれほど強くありませんが、主に飛沫感染で広がります。治療法がないため、感染を事前に予防することが非常に大切です。

風疹は予防接種が有効

風疹は、麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)で予防します。MRワクチンは予防接種法における定期接種に分類され、ワクチンの種類は生ワクチンです。通常は1歳時と小学校へ入学する前の1年間で2回接種します。
妊婦さんはワクチンを接種することができないため、ワクチンを受けているかどうか、抗体があるかどうかを確認したうえで妊娠前に夫婦で予防接種を受けておくと安心です。

風疹は、ウイルスそのものに効く治療法がありません。妊婦さんが感染すると赤ちゃんに影響を与えるリスクがあるため、特に注意が必要です。また、お子様が1歳になったら、早めに予防接種を受けましょう。


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