病名・症状から探す

2017/02/15

子どもがかかりやすいブドウ球菌熱傷様皮膚症候群(SSSS)の原因

この記事の監修/執筆

専門家監修記事

子どもがかかりやすいブドウ球菌熱傷様皮膚症候群(SSSS)の原因

赤ちゃんは生後生後3~6ヶ月の間は、様々な病気にかかりやすくなります。細菌による皮膚感染症でポピュラーなのが、ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群です。この病気にかかると入院が必要になるため、注意が必要です。今回は、ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群の原因について解説します。

ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群とは?

赤ちゃんはママから免疫をもらって生まれてきます。出生直後から母体由来の免疫は減り始め、赤ちゃんは自分で免疫を作り始めます。最初は作るスピードが減るスピードに追いつかず、3~6ヶ月くらいに免疫が一番少ない状態になるため、感染症にかかりやすくなります。赤ちゃんが感染しやすい病気の一つに、ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群があります。ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群は皮膚が赤く腫れ、火傷のように皮膚が剥がれる皮膚感染症です。水ぶくれや熱等の症状が出る子もいます。

ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群の原因

ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群の原因は、黄色ブドウ球菌です。黄色ブドウ球菌はとびひや食中毒の原因菌としても知られており、特にヒトの皮膚によく見られる細菌です。
黄色ブドウ球菌は喉や鼻などの粘膜に感染し、増殖すると毒素を出します。毒素は血液に混じり身体中の皮膚に行きわたります。これにより表皮の細胞間結合が破壊され、ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群を発症します。そのため感染源の喉や鼻、口の周りから皮膚が赤くなり始め、その後全身に広がります。

ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群にならないように

赤ちゃんがブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群に感染した場合は、入院が必要になります。治療は、抗生物質の内服薬や点滴注射等を行います。
黄色ブドウ球菌に感染しないためには、帰宅後や食事前にしっかりと手洗い・うがいを行うことです。黄色ブドウ球菌は皮膚に繁殖する菌です。おにぎりや寿司、サンドイッチ等素手で調理する食品や、加熱が不十分な食品を介して感染することもあります。
アトピー性皮膚炎の場合は、黄色ブドウ球菌が繁殖しやすいため特に注意が必要です。赤ちゃんは生後3~6カ月の間は、々な病気に感染しやすくなります。手洗い・うがいなど基本的なことを徹底し、ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群を予防しましょう。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加