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2017/02/16

ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群の治療費用

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ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群の治療費用

黄色ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群は、赤ちゃんがかかりやすい皮膚感染症の一つです。やけどのように身体中の皮膚が剥がれ落ちる症状が現れます。今回は、子どものブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群の治療に関わる費用について解説します。

ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群とは?

生まれたての赤ちゃんは、ママから免疫を受け継いでいます。しかし生後6カ月を過ぎるとママからの免疫が落ちていくため、様々な病気にかかりやすくなります。ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群も、その一つです。この病気は黄色ブドウ球菌という細菌による皮膚感染症です。乳幼児が感染する病気として知られており、特に乳児に頻発します。

症状と診断

ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群に感染すると、目や鼻、口の周りなど顔の皮膚が赤く腫れあがります。次第に発赤は全身に広がり、赤く腫れた箇所はやけどのように剥がれ落ちます。また、水ぶくれや高熱が出ることもあります。ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群の診断は皮膚の状態と喉から細菌検査を行い、黄色ブドウ球菌を検出します。

治療内容と治療にかかる期間

子どもがブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群を発症した場合は、入院による全身管理が必要です。黄色ブドウ球菌に有効な抗菌薬を、内服か点滴で投与します。皮膚に対しては外用薬を使用し、やけどの際と同じ方法で治療します。具体的には白色ワセリン等で皮膚を保湿し、ガーゼで保護します。皮膚の状態により抗生剤軟膏と混ぜてステロイド剤を使用することもあるため、取り扱いに注意しましょう。

未就学児の場合、治療費用は医療助成の対象に

ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群の治療費用は、助成制度により自己負担額を軽減できるケースもあります。乳幼児医療助成制度とは中学校終了前の子どもを対象にした助成制度で健康保険に加入し、世帯収入が所得制限の限度額未満であれば利用できます。

助成内容は自治体により異なりますが未就学児の場合は保険診療の自己負担分が全て公費負担になることが多いです。通常、初診料や入院の際のベッド代や食事代等は対象外になります。しかし、例外もないとは言い切れないため、申請時期を含め赤ちゃんが生まれたら一度お住いの市区町村に問い合わせておくと安心です。

ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群は治療に入院が必要で、完全な回復には約3~4週間が必要です。ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群を含め、乳幼児の治療に関わる費用は国の助成制度を活用できます。


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